絶景を目指してヒルクライムにチャレンジ! しまなみ海道サイクリング【vol.04 高見山(向島)・亀老山(大島)】

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「行ってよかった展望台第2位」を目指そう!

広島県エリアの向島も良いですが、愛媛県エリアの大島にも絶景を望める山があります。亀老山展望公園は、観光口コミサイト「トリップアドバイザー」で2017年に「行ってよかった日本の展望スポット」の全国第2位に選ばれています。

亀老山の展望デッキは、AとBの2つがあり、なんとそのどちらも設計は世界的な建築家・隈研吾が手がけました。

1994年に竣工したこの展望台は、建物が山に半分埋まったような造りになっており、山を外から見た時に、建物が目立たないようなデザインになっています。展望台からの景色だけでなく、展望台そのものにも注目したいですね。

自転車でのアクセスは険しいため、サイクリストの間でもよく話題になるスポットです。

しかし、亀老山山頂への道のりは、高見山よりもハード。登坂距離は約3.6km、最大勾配は15%と、体力に自信のない方には厳しい道のりです。ロードバイクなどを使用した健脚サイクリストなら25分程度で登れますが、レンタサイクル使用者や、初心者だと40分~1時間ほどかかります。

スタート地点は亀老交差点。展望台への案内板があります。ここから南東方面、江越峠へ向けて進みます。約1km進むと丁字路に差し掛かり、右折して山へ入ります。ここから勾配も徐々にキツくなり始めますが、まだまだ序の口。

山の中はカーブが連続し、見通しも悪くなります。車通りもあるため注意しながら登りましょう。この辺りから坂が続き、度々サイクリストを励ます看板も出てきます。「頑張れ! あと○km」といった看板には、めげずに頑張ろう、と元気づけられます。

残り0.5kmほどになると、さらに勾配がアップ。負けずに漕ぎまくり、ラストスパートの残り0.2kmあたりでついに視界も開け、展望テラス(安藤ポイント) が現れます。じつは、亀老山の山頂までは自転車の乗り入れができません。展望台直下に 駐車場があり、そこに自転車を駐めなくてはいけないため、高見山のように山頂で自転車と一緒に写真を撮ることができないのです。記念撮影なら、この展望テラスがベスト。

走り切った先には最高の景色と名物が待っている

展望デッキAからは北東方向に広がる燧灘(ひうちなだ)の大海原を望めます。晴れた日には四国山地まで見渡せることも。デッキBからは、西方向にある、しまなみ海道で最も壮大な来島海峡大橋を見下ろせます。

急坂を登り切り、疲れた体に景色以外にもご褒美をあげたいところ。駐車場付近には売店があり、ここには亀老山名物、オリジナル藻塩アイスが売っています。素晴らしい風景と共に、ぜひ塩分補給としてあまじょっぱいアイスも堪能してください。

藻塩アイス

瀬戸内海の島々を、しまなみ海道を利用してサイクリングしてみるのも楽しいですが、一つの島で思い切り山登りしてみるのもおすすめです。で簡単に行くこともできますが、自力で自転車を漕いでみると、得られるご褒美も格別なはずです。

 

【移動チャート】

<高見山>

向島シェアサイクル → 22分★ → 立花農協前 → 1分 → 立花海岸 →12分 → 幸谷峠 → 25分 → 高見山展望台 → 5分 → 幸谷峠 → 2分 → 立花海岸 → 1分 → 立花農協前 → 22分★ → 向島シェアサイクル

<亀老山>

吉海レンタサイクル → 13分 → 亀山(バス停)→ 3分 → しまなみ海道下 → 4分 → 分岐点 →30分 → 亀老山展望公園 →6分→ 分岐点 → 1分→ しまなみ街道下 → 1分 → 亀山(バス停)→ 9分 → 吉海レンタサイクル

※「★」はバスでの移動

■制作協力:シクロツーリズムしまなみ

https://www.cyclo-shimanami.com/

【データ】

■高見山展望台(瀬戸内海国立公園)

https://www.ononavi.jp/sightseeing/showplace/detail.html?detail_id=265

■向島洋らんセンター

http://www.urban.ne.jp/home/orchids/index.html

■亀老山展望公園

■亀老山売店

https://www.city.imabari.ehime.jp/kanko/spot/?a=182

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