神奈川百名山からの夕景と夜景で下山締め
神奈川百名山は園内中心部のまきばの丘手前の見晴らし山です。標高46mです。もともと園内にあった高台なのかは不明ですが、なんとなく盛り土の築山を思わせる螺旋通路を備えた丘公園内の丘です。

山頂にはブロックデザインの椅子が方位盤を軸に円を描いて並んでいます。

見晴らし山からの眺望は東に東京湾〜房総半島、西は富士山と箱根・丹沢、南に三浦半島と三渓園、北にベイブリッジが見えます。さすが横浜と思わせるのは同方位盤に横浜市との友好都市も記されていることですね。南西にマニラ、西に上海、北にオデッサ、リヨンの欧州の街、北東にバンクーバーなどの都市名を見ることができます。

訪れた日はあいにくの春霞で丹沢〜富士山方面は日が高い日中は姿を確認できませんでしたが、かろうじて夕方に茜色の空に丹沢の山々のシルエットを確認することができました。

また、ベイブリッジを走るクルマの縦列のライト点灯から、橋脚のイルミ点灯までを眺め続けることもできます。

海側では本牧の港や工場群のイルミが広がりガントリークレーンが並ぶ港のキリンたちが、群青色の夕景に姿を現します。登山の楽しみは絶景にありですが、青空のもと広がる高山と谷の景観は見惚れるばかりですが、夜景に広がる街のイルミもまた時間を忘れて見惚れてしまいます。

園内常夜灯と月明かりの下、本牧タウンを走るバスにて最寄り駅から家路につくことができます。もちろん中華街や山下公園方面、馬車道あたりで食事やお酒を楽しむこともできます。