開放感のある高原、海を一望できる絶景、満天の星が輝く静かな森。岩手県には、そんな自然の魅力を心ゆくまで味わえるキャンプ場が数多く点在しています。
今回はその中でも、眺望の美しさに加え、設備の充実度やロケーションの個性が際立つ3つの施設に注目してみました。キャンプ初心者やファミリーにもやさしく、安心してアウトドアを楽しむことのできるキャンプ場ですので、ぜひ参考にしてみてください。
【1】休暇村宮古姉ヶ崎オートキャンプ場〜海岸線を一望できる高台の絶景ロケーション〜
宮古市の太平洋を見下ろす高台にある「休暇村宮古姉ヶ崎オートキャンプ場」は、眼下に広がる海と森のパノラマビューが魅力。敷地内のテントサイトからは三陸海岸の美しい海岸線が一望でき、日の出や星空観察にも最適なロケーションです。

キャンプサイトには、車の乗り入れが可能なオートサイトと、駐車場に車を止めたうえで、広場の好きな場所にテントを張れるフリーサイトの2種類があります。スタイルに合わせて自由に選べるのが嬉しいポイント。場内には炊事場やシャワー、トイレなどの共用設備が整っており、キャンプ用品のレンタルも用意されています。最低限の荷物で手軽にアウトドアを楽しめるのも魅力ですね。
休暇村陸中宮古の施設内には大浴場やレストラン、ホテルや展望台も整っており、キャンプとあわせて快適な滞在を満喫できそう。
【休暇村宮古姉ヶ崎オートキャンプ場】
岩手県宮古市崎鍬ヶ崎18-25-3
営業期間:2025年3月22日~11月下旬予定
https://www.qkamura.or.jp/miyako/camp
【2】望洋平オートキャンプ場〜開放感あふれる絶景パノラマサイト〜
「望洋平オートキャンプ場」は、室根山の東側8合目に位置する高原のキャンプ場です。標高をいかしたロケーションからは、気仙沼方面の海岸線を一望。夜には気仙沼市街の夜景や沖合に浮かぶ漁火が幻想的に輝き、ゆったりとした静かな時間を楽しめます。

サイトはオートサイトとフリーテントサイトの2種類。オートサイトには、舗装されたサイトが12区画、簡易的なサイトが12区画あり、スタイルに応じて選ぶことができます。テントサイトには電源およびシャワー設備はないので注意が必要。
施設内にはバンガローのほか、炊事棟、トイレもあり快適なアウトドアが楽しめます。テントやマット、調理器具などのレンタルが充実しているのも嬉しいポイント。
360度の壮大なパノラマが魅力で、気持ちまで解放されるようなキャンプ時間を過ごせますよ。
【望洋平オートキャンプ場】
岩手県一関市室根町折壁字室根山1-177
営業期間:4月末GW~10月31日まで
https://www.muronet.co.jp/sightseeing/camp.html
【3】種山高原星座の森キャンプ場〜星と大自然に包まれる高原キャンプ場〜
「種山高原星座の森キャンプ場」は、宮沢賢治が愛したイーハトーヴの大自然に囲まれたロケーション。奥羽山脈の連山、そしてそのふもとに広がる北上平野を一望できる見事な眺望も魅力です。夜には満天の星が広がり、静けさあふれる時間を味わうことができます。

キャンプサイトは、芝生のカーサイトが15区画あり、そのうち4区画は電源付き。区画ごとにタープテントをゆったり張れる芝スペースが確保されています。また、森に囲まれた静かなフリーテントサイトでは、バイクや車の乗り入れが可能。
場内には炊事棟や洋式トイレなどの設備が整っているほか、バーベキュー用品のレンタルや薪・調味料・日用品が揃う売店もあり安心。野球グローブやバドミントンセットなどの遊具の貸し出しもあり、家族みんなで楽しめます。
自然の中でのんびり過ごしたい方や、星空観察を楽しみたい方にもぴったりのキャンプ場です。
【種山高原星座の森キャンプ場】
岩手県奥州市江刺米里大畑66-21
営業期間:4月下旬~11月中旬(期間中無休)
https://www.esashi-iwate.gr.jp/seiza
自然の中で過ごすキャンプは、日常を忘れて心をリフレッシュする貴重な時間になります。岩手ならではの魅力が詰まったキャンプ場で、特別なアウトドア体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※最新の情報については各施設にお問い合わせください。