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息を呑む美しさの箱根園「湖畔の一本桜」が見頃! 富士山と芦ノ湖を望む絶景旅

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箱根、芦ノ湖のほとりに位置する箱根園。ここで樹齢110年を超え、富士山を彷彿とさせる樹容を誇る「湖畔の一本桜(オオシマザクラ)」が、前年より約一週間早く満開を記録しました。遊覧船から降り立つ欧米インバウンド客の賑わいに圧倒されつつも、春の澄み渡る青空の下、白妙に輝く大樹を鑑賞。まさに圧巻の情景です。

樹齢110年の大樹が魅せる唯一無二の樹容と世界共通の美意識

箱根園の一本桜は二つの異なる借景を一度に享受できる稀有な存在です。箱根駒ヶ岳を仰げば峻険な山容に際立つ優美な立ち姿を、芦ノ湖を背にすれば枝張り22メートルに及ぶ富士山型の円錐形を堪能。この「二面の美」こそ、本樹が唯一無二とされる所以です。

「二面の美」をもち唯一無二とされる所以の箱根「湖畔の一本桜」

筆者は3年連続で満開の瞬間を観察していますが、本年の予測は困難を極めました。満開の報を受けて現地へ急行すると、駐車場は溢れんばかりの車両で埋め尽くされています。特筆すべきは遊覧船で来園する欧米旅行客の多さ。国境を越え、平和的に花を愛でる人々の姿から、万国共通の美意識が共有される情景に思索を深めずにはいられません。

夜のライトアップと標高1356メートルから仰ぐ箱根のパノラマ

満開の見頃は執筆時点で4月19日頃までと予想されますが、その後の花吹雪や瑞々しい新緑の姿もまた、通好みの景観といえます。見頃の期間中は17時30分から20時00分までライトアップを実施。夜の闇に浮かび上がる幻想的な姿は一見の価値があります。

周辺アクティビティによる体験の拡張も推奨。駒ヶ岳ロープウェーで標高1356メートルの山頂へ至れば、360度の大パノラマが展開します。水陸両用バス「ニンジャバス」では湖面へ入水する迫力と共に、約20分間の湖上遊覧で桜を仰ぐ貴重な視点を得られるでしょう。さらに九頭龍神社や白龍神社を巡るモーターボートツアーで聖域へ足を延ばすのも賢明な旅の選択です。

箱根にある水陸両用バス「ニンジャバス」のチケット売り場

箱根園は2026年、開業70周年という大きな節目を迎えました。昨年度の「昭和100年」から続く記念事業も各所で継続されており、園内は祝祭感に満ちています。満開の週末を迎える今、春爛漫の箱根を満喫する旅へ、ぜひお出かけください。