公共の施設であるキャンプ場。自然を汚さず、周りに迷惑をかけないためにも、しっかりとマナーを守ってキャンプを楽しみたいですよね。とくに料理をした後のゴミや残飯、洗い物の処理などは注意すべきポイントが多くあります。意外と「どうすればいいんだっけ?」となりがちなのが、廃油の処理。そこで今回は、キャンプで使った油をどのように処理するのか、その方法をいくつか紹介します。現地で困ったことにならないように、ぜひ参考にしてください。
少量でも排水管詰まりの原因に…… 水場に流すのはNG!
まず原則として、キャンプ場の水場やトイレに廃油をそのまま流すといった行為は絶対にNG。排水管の詰まりや悪臭の原因になるだけではなく、環境にも悪影響を及ぼします。油もゴミも各自で持ち帰るのがキャンプの基本。油を持ち帰る際には、家庭と同じように処理をすればOKです。

例えば、1番手軽に使えるのは市販されている油の凝固剤。揚げ物でたくさんの油を使った場合は、凝固剤で固めてゴミとして持ち帰りましょう。お肉を焼いた油や炒め物で使用した少ない量の油であれば、新聞紙やキッチンペーパーで吸い取るだけで十分な場合もあります。

固めずに持ち帰るにはペットボトルが便利
他の方法として、キャンパーの中で多いのは、空のペットボトルに廃油を移し替えて持ち帰るという人。飲み物のゴミを再利用するため、特別な用意をしなくて良いのがおすすめのポイントです。

注意点としては、メスティンや鍋などから移し替える際にこぼしてしまう可能性があること。忘れずに漏斗を用意しておきましょう。また、油が熱いうちに移し替えるのはとても危険。必ず冷めてからおこなうように注意してください。