車中泊は自由な旅スタイルとして人気ですが、実際に体験してみるとトイレの確保が課題として浮かび上がることも少なくありません。とくに深夜はお店なども閉まっているため、トイレが見つからずに焦ることも。そうした事態を防ぐためにも、事前の対策と携帯トイレの準備は欠かせません。
車中泊では「トイレの場所確認」が基本!
まず車中泊の計画を立てる際、「周囲にトイレがあるかどうか」は最優先で確認するべきポイント。日本RV協会が認定しているRVパークでは、24時間利用可能なトイレが設置されているのが条件となっているため、安心して利用できます。

ただし、必ずしも毎回そうした施設に泊まれるとは限りません。近くにトイレがない、あっても駐車場所から遠い、夜間の移動が不便、といったケースも考えられますよね。そんなときに備えておきたいのが「携帯トイレ」です。
携帯トイレってどんなもの? 設置式と携帯式の違い
車中泊ユーザーの間では「携帯トイレ」を常備するのが一般的ですが、携帯トイレは大きく分けて「設置式」と「携帯式」の2種類があります。

「設置式」は、簡易的な便座を組み立てて使用するタイプ。自宅のトイレに近い感覚で使えるのがメリットです。しっかりとした安定感があり、高齢者や小さな子どもでも使いやすい一方で、便座を設置するスペースが必要。また、排せつ物を受ける袋や凝固剤などの準備が別途必要となります。

それに対して「携帯式」は袋状になっており、よりコンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。多くの製品にはあらかじめ凝固剤が内蔵されており、使い捨てタイプが主流。車内に常備しておいても邪魔にならず、緊急時にすぐ使えるのが強みです。