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加工なしで「車中泊仕様」にできる! ルノー・カングー専用のベッドキットが登場

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


車中泊やバンライフを楽しみたいと思いながら、「車に手を加えるのはハードルが高い」と感じている人は少なくないはずです。

ルノー・ジャポンは2026年5月21日、南フランスの伝統織物ブランド「レ・トワール・デュ・ソレイユ」とのコラボレーションによる、ルノー カングー専用ベッドキットを全国のルノー正規販売店で発売しました。車への加工は一切不要で、使わないときは取り外して通常の5人乗りとして使えるのが特徴です。

カングーのラゲッジスペースに広がる、南仏の色彩をまとったストライプ。旅の道具でありながらインテリアとしての存在感も持つこのベッドキットは、アウトドアと暮らしの境界を軽やかに越えようとするユーザーに向けた一台です。

バンライフ愛好家に支持されるフランス製MPVにフレームとマットで構成される脱着式の寝床

日本でも長年親しまれてきたルノー カングーは、広くフラットなラゲッジスペースと実用性の高さを武器に、バンライフや車中泊を楽しむユーザーを中心にファン層を広げてきました。毎年1000台以上のカングーが集まるオーナーズイベント「カングージャンボリー」が開催されるほど、独自のカルチャーが根付いています。そのカングーに今回、専用ベッドキットという新たな選択肢が加わりました。

カングージャンボリー

展開時のサイズは1800mm×1190mmで、大人が横になっても余裕のある広さを確保しています。フレームとマットを組み合わせる脱着式のため、ベッドを使わない日は取り外して通常の5人乗りとして使えます。日常とアウトドアを同じ一台で使い分けられる設計です。

カングー専用ベットキット

セット内容は分割式ベッドマット(5枚)、ステンレス製フレーム付き土台タモ材(左右各1個)、アジャスターフット(2個)、緩衝用ゴム(2個)で、「RENAULT」タグが付属します。重量は38kg、メーカー希望小売価格は24万8600円(税込)です。

南仏生まれのクルマと伝統織物ブランドが組む理由

このベッドキットのファブリックを手がけたのが、南フランスのテキスタイルブランド「レ・トワール・デュ・ソレイユ(LES TOILES DU SOLEIL)」です。フランス生まれのクルマと、フランス生まれの織物ブランドという組み合わせには、単なるデザイン上の協業を超えた文化的な文脈があります。

ベットキットに着いているルノーのタグ

同ブランドは南フランスのサン=ローラン=ド=セルダン村の織物工場にルーツをもち、19世紀末に創業。ディーダーリッヒス式シャトルの古い機械を使って伝統的なカタルーニャのキャンバス織りを現在も製作しています。1999年にはフランス政府が高度な職人技術や希少な産業技術をもつ企業に与える称号「フランスの生きた文化遺産企業」(EPV: Entreprise du Patrimoine Vivant)を取得しています。豊かなカラーパレットのストライプ模様「ソレイユストライプ」が同ブランドのトレードマークです。

地中海から日本の桜まで5種のストライプに込めた物語

今回ラインアップに加わったデザインは5種類で、それぞれに土地や風景からインスピレーションを得た物語があります。

ルノーカングー専用ベットキットのカラーラインアップに入っている「サクラ ベタル プラン」

「コリウール ルージュ/コリウール ロア」は、フォーヴィズム(野獣派)の画家たちが色彩の着想を得た地中海沿岸の港町コリウールがモチーフ。「サン コロン エクリュ」は春になるとアーモンドの花が咲くフランスの村で家族でピクニックをした思い出を元に、やわらかなパステルカラーで仕上げられています。「ジェラティ ブラン ジョンヌ」は、バニラ・ストロベリー・ピスタチオなどナポリ風ジェラートの多彩なフレーバーをストライプのコーンに見立てたデザイン。「サクラ ペタル ブラン」は日本の桜をモチーフに、2011年3月の震災を受けて日本国民への敬意と共感を示すために制作され、LES TOILES DU SOLEILの生地に初めて日本語の名前が付けられました。

週末キャンプからフェスまで想定される活用シーン

週末のキャンプや車中泊旅行はもちろん、フェスやアウトドアイベントでの仮眠など、使い方の幅は広めです。ソレイユストライプのデザインはラゲッジ空間をそのままインテリアとして成立させる存在感があり、見た目にこだわりたいユーザーにも響く要素があります。

レ・トワール・デュ・ソレイユとのコラボレーションによるルノー カングー専用ベッドキットは、2026年5月21日から全国のルノー正規販売店で販売されています。価格は24万8600円(税込)。

車中泊の道具は年々充実していますが、実用性と見た目の両方を入口にして「旅に出たくなる」気持ちを後押しするアイテムは、それほど多くありません。南仏の色彩をまとったカングーのラゲッジが、次の旅の出発点になるかどうか。それを決めるのは、スペックではなく自分の旅のスタイルとの相性かもしれません。

【詳しくはこちら】
◆ルノー・ジャポン公式ウェブサイト
https://www.renault.jp