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クーラーボックスの「水浸し問題」を解決! 氷のように流し込めるアイスキューブ型保冷剤

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釣りやアウトドア、子供の部活動の応援など、クーラーボックスが活躍するシーンは意外と多いものです。とはいえ、庫内を最後まで快適に保つのは案外難しいもの。釣りなら、帰り道の庫内は溶けた氷でプール状態。大型の保冷剤に替えると今度は温度ムラが生じ、保冷剤に直接触れる部分だけが冷たく、庫内の上部はぬるいまま。まさに帯に短したすきに長しで、なかなか満足のいく保冷環境が得られません。

釣り・アウトドアブランドのDRESSが10月に発売を予定している「アイスコアブロック(ICE CORE BLOCK)」は、一辺約25mmの小さな立方体ブロックを100個セットにした保冷剤です。使い方は氷と同じで、凍らせたブロックを中身の隙間に流し込むだけ。1個ずつ密閉されているため、溶けても水が出ません。隙間まで冷やすことと、中身を濡らさないことの両立を狙った製品です。では、本当に氷の代わりになるのか。仕組みと、選ぶ前に知っておきたい条件を整理します。

溶けた水と冷えムラの板挟みにDRESSが出した答え

氷と大型保冷剤、どちらに不満が残るのかを突き詰めていくと、問題は冷やす力ではなく「形」と「水」にあることが見えてきます。氷は形を自在に変えて隙間に入り込める代わりに、最後は水になります。大型保冷剤は水にならない代わりに、形を変えられません。片方の長所が、もう片方の短所とちょうど裏返しになっているわけです。

水の影響は、釣った魚の鮮度にまで及びます。溶けた水に浸かった魚はドリップが出て身が水っぽくなり、臭いのもとにもなります。刺身で食べるつもりの一尾なら、なおさら避けたいところ。撤収時の水抜きや、出かけるたびの氷の買い出しといった手間も、氷を選ぶ限りついて回ります。反対に大型保冷剤の「形」の問題は、冷気が届く場所の偏りとして表れます。板状のため底や壁面を冷やすのは得意でも、魚と飲み物のすき間には冷気が届きにくいのです。

DRESSアイスコアブロックの開発背景

DRESSの誕生は2007年。2009年にはフィッシュグリップ「グラスパー」でグッドデザイン賞を受賞しています。その後もカスタムパーツやツール、アパレルなど、釣り人向けの製品を幅広く手がけてきました。そんなブランドが「形」と「水」の課題に対して選んだのが、保冷剤そのものを小さな粒に分け、繰り返し使えるアイスキューブのようにしてしまうという方法です。

日帰り釣行なら100個入り1パックが目安の密閉ブロック

アイスコアブロックの中身は100%純水で、それを食品接触グレードのLDPE(低密度ポリエチレン)製ケースに1個ずつ封入しています。溶けても水が出ないのは、この密閉構造によるものです。凍らせたブロックを魚の周りやボトルの間に流し込めば、上下左右から囲むように冷やせます。素材が食品接触グレードなので、釣った魚に直接触れる使い方はもちろん、飲み物や食材と一緒に入れても安心して使えます。

DRESSアイスコアブロックは食品接触グレードのLDPE(低密度ポリエチレン)製ケースを使用したアイスキューブなので、魚に直接触れても問題なし

氷との違いが如実に表れるのは、準備と後片付けの手間です。出かけるたびに氷を買いに行く必要はなくなる一方、ブロックは使用の24時間以上前を目安に冷凍しておく必要があります。氷の買い出しが、前日までの冷凍に置き換わると考えるとわかりやすいでしょう。使用後は中性洗剤を薄めたぬるま湯(40℃以下が目安)で手洗いし、よく乾かしてから再冷凍すれば繰り返し使えます。濡れたまま冷凍するとブロック同士がくっつきやすく、熱湯や食洗機は変形のおそれがあるため避けるよう案内されています。使わない時期は常温で積み重ねて、コンパクトにしまっておけます。

それでは、5〜10Lのクーラーボックスを持参した日帰りの釣行に対し、アイスコアブロックをいくつ持っていったらいいのでしょうか。これに対してメーカーは、100個入り1パックを目安としています。ただし、クーラーボックスの断熱性能や外気温によっては結露が生じ、完全にドライな状態は保てない場合があるとアナウンスしています。つまり、「水が一滴も出ない」ではなく「溶けた水に中身が浸からない」製品と理解しておくと、期待とのずれを防げます。また、小さなブロックのため、乳幼児の誤飲にも注意が必要です。

キャンプや車中泊から部活動の応援まで広がる使い道

すでにDRESSの保冷剤を使っている人にとって気になるのは、既存の「アイスコアシールド」との関係でしょう。アイスコアシールドはチタンコートを施した金属製のプレート型保冷剤で、クーラーボックスの底や壁面といった「面」を冷やす役割を担います。アイスコアブロックはその代わりではなく、プレートが届かない隙間を受け持つ別の役割の製品と位置づけられています。底にプレートを敷いて面を冷やし、その上からブロックを流し込んで隙間を埋める。買い替えではなく買い足しとして、2つを組み合わせる使い方がDRESSの想定です。

釣り向けに開発された製品ですが、水が出ないという特性は釣り以外の場面でも生きてきます。キャンプやBBQでは、肉や野菜、飲み物の間に流し込めばパックが濡れず、撤収時の水抜きもいりません。溶けた水がこぼれる心配がないので、車中泊の車内や登山のザックの中でも扱いやすいのが利点です。電源が確保できないフェスやスタジアム観戦でのドリンク冷却にも使えます。

冒頭で触れた子供の部活動の応援にも、使い道があります。お弁当やおにぎりを濡らさずに運べるうえ、25mmのブロックなら小さなソフトクーラーやランチバッグの隙間にも収まります。試合後のアイシングなど補助的なクーリングにも使えますが、メーカーは医療目的の製品ではないと明記しています。凍ったブロックを同じ部位の肌に長時間直接当て続けると凍傷の原因になるため、タオルなどで包んで使うよう案内されています。

DRESSアイスコアブロックは「溶けない氷」を謳う

アイスコアブロックは、クーラーボックスの中で「形」と「水」のどちらかをあきらめてきた人に、もう一つの選択肢を示す保冷剤です。とくに向いているのは、5〜10Lのクーラーボックスで日帰りの釣りや行楽に出かけ、釣った魚やお弁当を濡らしたくない人。前日までに冷凍しておく習慣さえ組み込めれば、氷の買い出しと撤収時の水抜きから解放されます。価格は税込4180円(2026年9月25日時点)で、10月発売予定。同日時点で、DRESS公式ストアでは予約を受け付けています。

■DRESS公式ストア
https://f-dress.jp/products/4580887535056