お隣さんとは何が違う? ベテランキャンパーが指南する本気で落ち着けるサイトの作り方とは

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  • 広々としたオートキャンプ場
  • ビンテージな雰囲気のキャンプサイト
  • 防寒に備えた冬のキャンプサイト
  • 湖畔のキャンプサイト
  • ラックを活用したキャンプサイト
  • ヘキサタープのリビングスペース
  • 女性のソロキャンパー
  • 道具が整理整頓されたキャンプサイト
  • 広々としたリビングがある2ルームテント
  • 防寒対策した冬キャンプ
  • 道具を整理整頓した2ルームテント

初めてのキャンプデビューでまず躓くのがサイトの作り方です。なんとかテントやタープを立てたけど、周囲を見渡すとなぜか素敵なレイアウトのサイトが多く、自分のサイトだけがゴチャゴチャしている……。そう、サイトの設営は簡単なようで意外と難易度が高く、キャンプで経験を積まないと身に付かない『慣れ』や『センス』が必要になります。

今回はビギナーに向けたサイトづくりの基礎講座として、老婆心ながらひと工夫することでガラリと「映える」アドバイスをお届けしましょう。

基本は機能別に道具を分けてラックに配置する

まず、ビギナーがやりがちなのが「不要なキャンプ道具を持ち込み過ぎる」こと。キャンプ上級者には、数多くのキャンプ道具を効率的にレイアウトすることでサイトを飾るタイプと、必要最低限のキャンプ道具でシンプルにサイトを構築する人に分かれます。前者の場合にはキャンプ道具を種類や機能別に分け、棚やラックを使って立体的に配置していることが多いように思います。

ラックを活用したキャンプサイト

これは立体的にサイトを構築することで、道具をスッキリと見せる高等テクニックです。例えるならプロが作る料理をお皿に広げるのでなく、高さを使うことで豪華さや美しさを演出しているのと同じこと。また、お皿の余白を残すことで美しく見せる手法も、サイトづくりの参考にすると良いでしょう。

キャンプサイトをお皿に見立てれば、テントは一番高さがあり、テントを中心から手前に向かって徐々に低くなるようにレイアウトすること。サイトはギリギリまで使うのではなく、お皿に余白を残すように一番手前にフリースペースを残して置けば、視覚的にも美しくサイトづくりができます。

オートキャンプならクルマの配置にもこだわる

後者のできるだけ道具を持ち込まないスタイルでは、おのずと余白が生まれ、広いスペースを自由に使っている印象を作り出すことができます。その場合もサイトの入り口にスペースを取り、最奥部分にテントを張ることで、広い庭付きの平屋のような贅沢感を演出することができるようになります。

防寒対策した冬キャンプ

オートキャンプの場合、ビギナーはクルマを有効に使えていないことが多く、簡単に言えばサイトにクルマを駐車しているだけで、スペースを圧迫している邪魔者になっていることが見受けられます。オートキャンプではクルマもキャンプ道具のひとつとして有効に使うことが重要で、背の高いSUVであればルーフレールにタープを取り付ければポールの代用にもなり、クルマから伸びるタープ側のドアを開放してあげれば、リビングルームやベッドルームとしても活用できるようになります。

また、大型のキャリアを使用しているのなら、ソーラーパネルを広げてポータブル電源に充電することもでき、さらに星空を眺める子供向けの展望台として使うのもおすすめです(※最大積載重量に注意)。

ミニバンのスライドドアは内向きが絶対!

また気を付けなくてはならないのが駐車時のクルマの向きです。とくにミニバンの場合は、スライドドア側をサイトの内側に向けること。片側スライドの場合は、基本的には歩道側となる左側が電動で開くように設計されているので(※日本のように左側通行向けの場合)、駐車する場合の参考にすると良いでしょう。理由はドアをサイト側に向けることで、車内空間を有効に利用することができます。逆に言えばドアを外側に向けてしまえば、ただの壁になってしまいサイトに圧迫感を与えかねません。

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