国際山岳看護師に聞く! 災害防災キットと一緒に備えておきたい「ファーストエイドキット」の中身を知る

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もしもの時のために緊急通報シートを活用

  

ファーストエイドキットのほかに、「もしも」のときに重要なことがあります。それは「記録を残す」ことです。指を切った、転んで出血したなどちょっとしたアクシデントでも、人は慌てるものです。場合によっては頭が真っ白になることも。落ち着いた判断、緊急性の判断のため、またのちに事態が悪化したときのために記録をとると役立ちます。

救急車を呼んだときや、その後病院に行くときに、受傷した時間やその時の状況を記録に残すことは、医療関係者にとって有益な情報になります。

そのときに活用してほしいのが、見本の「緊急通報シート」です。これを2枚(自分と他人や家族用)持参し、アクシデントが起きたらこのシートに様子を記入してください。赤い部分にひとつでも〇がついたら緊急事態です。即、救急車を呼びましょう。記録方法はボイスメモでも、スマホのメモでもOKです。

   

以下のサイトから緊急通報シートのダウンロードができます。

●WMAJ(Wilderness Medical Associates Japan)

https://www.wmajapan.com/

  

  

以下のサイトから緊急通報シートのダウンロードができます。

●WMAJ(Wilderness Medical Associates Japan)

https://www.wmajapan.com/

【監修】
中村富士美
■プロフィール:DiMM国際山岳看護師。WMAJ(ウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン)野外災害救急法医療アドバイザー。山岳遭難捜索チームLiSS代表。救命センター勤務経験を活かし、現在は病院勤務を続けながら、野外や山岳地帯を中心に活動中。

堀 香奈
■プロフィール:DiMM国際山岳看護師。急性期病院勤務。登山教室・山の診療所・登山帯同・トレイルランニング救護などで活動。看護師の視点で登山者の安全に貢献。

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