[春に採れる野草vol.4]ノゲシのほんのりとした苦みが大人にとっては美味【食べられる野草図鑑】

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まるごとおいしく食べ切れるノゲシ

     

葉だけではなく、花も根も食用として使えるのがノゲシのいいところ。

「黄色い花は、茹でてお酢に漬ければピクルスになります。お花のピクルス、華やかでいいですよ。あと、根っこは洗ってから細かく刻んで、フライパンで炒る。ローストですね。それから煎じてもらえれば、コーヒーのようなしっかりした苦みが出ます」(山下さん)

      

       

この根の使い方は、見た目がよく似たタンポポコーヒーも同様です。少し手間はかかりますが、できあがった一杯は格別。達成感に浸りながらゆっくり堪能すれば、疲れも吹き飛ぶでしょう。

捨てるところがなく、根も葉も花もすべて食べられるノゲシ。まずはトライしやすい葉先から味わってみませんか。

       

■監修:山下智道(やましたともみち)

■プロフィール:野草研究家・野草デザイナー・シャーマンハーブジャーナリスト。生薬・漢方愛好家の祖父の影響や、登山家の父の影響により、幼少から卓越した植物の知識を身に付け、現在では植物に関する広範で的確な知識と独創性あふれる実践力で高い評価と知名度を得ている。国内外で多数の観察会・ワークショップ、メニュープロデュース、ハーブやスパイスを使用した様々なブランディングを行う。TV出演・著書・雑誌掲載等多数。

■URL:https://www.tomomichiyamashita.com/

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