有毒? それとも無毒!?「食べていいのはどっちだシリーズvol.03」植物界最強の毒花「トリカブト」と間違いやすい「ニリンソウ」「ゲンノショウコ」の見分け方とは

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出始めがトリカブトにそっくりなゲンノショウコ

──ゲンノショウコはどういう野草なんですか?

「昔から整腸剤として使われてきた薬草です。正露丸糖衣Aという胃腸薬の成分にもなっています。

トリカブトと同じ時期に出て、葉の形が似ているので、間違えることがあるんです。とくに出始めがそっくりなんですけど、出始めのゲンノショウコには赤い斑点があるので、目印になります(写真下)」

        

         

「ただし、大きくなってくると、斑点の色が褪せてわかりにくくなります。7~10月頃に5枚の花弁を持った花を咲かせるので、それで判断するのがいいでしょう」

          

            

「ちなみに、東日本では白い花を咲かせるんですが、西日本では赤紫っぽい花のほうが多いんです。

同じ種類でも、東日本と西日本、日本海側と太平洋側では違うということは結構あるんです。だから、一枚の写真やひとことで言い切ってしまうことはできないんです。その点をぜひ覚えておいてほしいですね」

               

【プロフィール】

■荻田 毅(おぎたたけし)

■プロフィール:日本特用林産振興会認定の山菜アドバイザー・きのこアドバイザーとして、ガイドツアーをはじめ、各メディアで山菜&キノコの知識と魅力を伝える。「天然キノコ」や「山菜」「貝」などの〝天然食材〟探しの記録をまとめたブログも運営。

■ブログ:http://blog.livedoor.jp/ogita5/

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