北アルプスの女王「燕岳」の夏山1泊登山ルポ vol.02【序盤・奮闘編/登山口~合戦小屋】

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  • 燕岳の合戦小屋
  • 燕岳の登山口
  • 燕岳の鎖場を登る
  • 燕岳の登山途中で見える風景
  • 燕岳の大きな石がたくさんある登山道
  • 燕岳の大きな石がたくさんある登山道
  • 顔をタオルで拭う

ついに夏が到来!

梅雨も明けて、登山するのに快適な季節になってきました。厳しい暑さの日中を除けば、案外、快適に山登りを楽しめるものです。

そんな陽気に後押しされ、しっかりと水分補給をし、脱水症状と熱中症に気をつけながら、北アルプスの女王、燕岳の1泊登山にチャレンジしてきました。

今回はいよいよ、登山スタート!登山口を出発し、途中の休憩場所「合戦小屋(かっせんごや)」へ向かいます。

これが登山経験3回目の筆者。友人の「中学生も授業の一環で、燕岳に登るくらいだから大丈夫」という言葉を鵜呑みにして出発してみたら、序盤からいきなり険しい道が待っていました。

登山ビギナー、中房登山口からいざ出発!

まずは登山者登録をするため、登山相談所に常備してある紙に名前や住所などを記載して、入山前に「中房温泉(なかぶさおんせん)登山相談所」の前にあるポストに投函します。

登山の際には、遭難など万が一のために必ずこの紙を書き、投函してから入山しましょう。これは自分のためでもあり、周りのためでもあります。

準備が終わったらいざ入山!

PHOTO:古郡充彬

入山前までは〝そこそこ大きい岩がある〟くらいの山道を想像していたのですが、実際には予想を上回る勾配! 激しい道のり!

あとから聞けば、登山口から途中の休憩施設「合戦小屋」に行くまでの、「合戦尾根」という登山道は、「北アルプス3大急登」と呼ばれるほど険しい道だそう。

なるほど。この山道は、なかなか体に堪えます……。

PHOTO:古郡充彬

写真は、序盤から汗だくで満身創痍の筆者。登山口(1462m)から第一ベンチ(1660m)までで、すでにかなり息切れしてしまいました。

先が思いやられましたが、水分補給をこまめにしつつ、後ろも気にしながらゆっくりのぼっていくことに。

なお、後ろからの登山者の方が詰まっていることを感じたら、恥ずかしがったり無理して急いで登ったりしないで、道を譲り、先に行ってもらいましょう。登山では自分のペースを守ることが大切です。

PHOTO:古郡充彬
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