じつは台風シーズンである「秋のキャンプ」で困らない「安全対策」と勇気ある撤退方法とは

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  • 雨のなかのキャンプ
  • 雨のキャンプ場
  • 雨の林間サイト
  • 雨で濡れるキャンプ場
  • 濡れた芝生にペグ打ち
  • 増水する濁流の川
  • 迫り来る入道雲
  • 雨宿りできる東屋
  • キャンプ場のログハウス
  • 林間サイトでのキャンプ

夏になると発生し始めることから台風=夏のイメージがありますが、じつは秋になっても発生回数は減らず2022年では6〜8月で9回、9〜10月で12回でした。残暑も少しずつ落ち着きはじめ、キャンプのベストシーズンと言われる秋ですが、その反面、台風が発生するリスクも忘れてはいけません。

梅雨時期に発生しやすい線状降水帯

最近なにかと耳にする線状降水帯による大雨ですが、基本的には梅雨前線の影響を受けて6〜7月に多く発生しています。この線状降水帯は積乱雲が帯状に連なることで、大変広いエリアに甚大な豪雨をもたらします。これにより冠水被害や土砂災害などの危険が高まるので、豪雨が発生する前日から避難を開始することが求められます。

キャンプ場があるロケーションでは近くに川が流れていることがあるので、雨が降っていなくても川の水が濁りはじめていたら、濁流に発展する危険性があると判断して、勇気ある撤退も視野に入れましょう。

雨風に脆弱なテント泊から建物に避難する判断も大切

休暇を取って自然に癒やされるべくキャンプに出かけたのはいいけれど、不幸にも大雨や豪雨が予想されるのであれば、早いうちに空きのあるログハウスやコテージに移る判断も大切です。もちろんテントを撤収して帰宅するのも手ではありますが、帰宅途中に風や雨の影響を受けてクルマの運転もままならないような風雨になることもあるので、キャンプ場にとどまるか帰宅するかの判断は、慎重かつしっかり情報を収集したうえで決断することが大切です。

どうしても「大丈夫だろう……」と考えがちですが、備えあれば憂いなし。万一、自分の身に何かあればその後キャンプを楽しむことすらできなくなってしまうので、早めの判断と最善策を取ることが求められます。

秋雨前線や台風による突風などの対策も必須

荒天が予想されるキャンプであれば、サイトの設営場所選びが重要になります。荒天予報であれば予約のキャンセルも増える可能性があるので、風雨の影響を受けにくい場所を確保することが求められます。林間サイトであれば強風が吹いても風の影響が緩和される可能性があり、さらに吹きっさらしの場所よりも雨の影響が受けにくいと言えます。

また、オートサイトであればテント&タープに対して風が直撃しないようにクルマを置いたり、大きめの陣幕で対策するのもありです。もちろん、テントやタープを張るときは緩みがないようにすること。普段は多少の緩みであれば設営をし直す必要はありませんが、風雨の影響を少しでも受けないためにもいつも以上にインナーテントやフライシート、さらにタープに弛みがないように張り、ペグを普段より多めに使用したり、ガイロープはしっかり結ぶなど、万全の対策が必要になります。

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