いざという時のためのトラブルシューティング! 自転車のプロが教える「サイクリングを楽しむため」の基本のキ 【vol.08】

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  • 自転車を漕ぎ出そうとしている人
  • 輪行袋と駅のホーム
  • 自転車で二人で並走
  • サイクリングの携帯工具
  • 自転車のパンク修理
  • 自転車のパンクしたタイヤ
  • 山口貴司

趣味に、フィットネスに、高い人気を誇っている自転車。私もサイクリングを始めてみたいけれど、わからないことだらけという人も多いことでしょう。そこで、そういった初心者の心配を一掃するため、「サイクリングを楽しむための基本のキ」シリーズをお届け。サイクルライフアドバイザーの山口貴司さんに、自転車の基本から楽しみ方までを教えていただきます。今回は、「自転車のトラブルシューティング」です。

パンクしたときは自分で直せるようにしたい

サイクリングに出かけるときは、トラブルに遭った場合の対応方法もあらかじめ考えておいたほうがいいでしょう。サイクリングは長時間、そして長距離の移動になりますから、きちんと知識を持って、準備をしておくことで、安心感にもつながります。

自転車のトラブルといえば、真っ先にパンクが思い浮かびますね。出発前に車体の整備や確認をしっかりとやっていたとしても、パンクに関しては、出先での走路の状況などでやむをえないものといえます。

では、もしサイクリング中にパンクしてしまったときはどう対処したらいいでしょうか。

「パンク修理は、自分でできるようにしておく必要があります」(山口さん)。もちろん、自転車屋さんなどに頼めれば確実ですが、サイクリング中にショップがあるとは限らないので、その場合は自分でやるしかありません。

携帯工具を携行しておき修理に対応する

自分でパンク修理をするためには、あらかじめ修理方法を理解しておき、携帯工具は常に携行する必要があります。修理はいきなりやってもできませんから、自宅で何回か練習をしておくと安心です。なお、携帯工具は、グループで出かける場合は全員でなくても誰かが持っていれば大丈夫でしょう。

ロードサービス付きの保険がある

もし、近くに修理を頼めるショップがなく、自分では対応できないようなトラブルに見舞われたときはどうしたらいいでしょうか。

「そういったときのために、ロードサービス付きの保険に入っておくと安心です」(山口さん)。

これは、一部の自転車保険に付帯しているサービスで、何らかのトラブルがあって自転車が動かせない場合、自転車を自宅や修理店などに運んでくれるサービスです。長距離を走る機会が多い人は、ロードサービス付きの自転車保険を検討してもいいかもしれません。

初心者にとって、トラブルに対処するのはなかなか難しいことだと思います。事前の整備をきちんとやり、悪路は走らないなどトラブルを未然に防ぐという心がけも大切かもしれません。

体調がよくないときは無理をしないこと

トラブルに関しては、体調面や体力面に関してもあるでしょう。サイクリングの前日は十分に睡眠を取って、万全な体調で臨みたいですね。もし体調に不安のあるときは、無理をして出かけないようにしましょう。また、走っていて辛いと感じたときは、とにかく休憩を取ることが大切です。

また、サイクリングに不慣れなうちは、お尻や足が痛くなったりすることもあるかもしれません。これらは、自転車への乗り方や、着用するウェアなどで解消できる場合もあるそうなので、状況に合わせて経験者やショップなどで相談してみるといいでしょう。


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