初代三菱パジェロが日本自動車殿堂2023年度歴史遺産車に選定

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オフロード4WDの常識を覆した初代パジェロ

2023年11月14日、東京・千代田区の学士会館で催された「2023 日本自動車殿堂 表彰式」では、初代パジェロが日本自動車殿堂歴史遺産車の選定を表彰し、三菱自動車から広報部チーフエキスパートの増岡浩さんが登壇。

「初代パジェロは1982年に誕生しました。それまでのクロスカントリービークルは、オフロード性能を重視するあまり、一般道や高速走行を苦手とする決して扱いやすいクルマではありませんでした。そこで初代パジェロは、高い走破性と乗用車的な乗りやすさを両立させて誕生し、このクルマをきっかけにアウトドアやレジャー、スポーツシーンなどで沢山の方に乗っていただくことで、1980年代中盤から始まった4WDブームを牽引してきた1台だと認識しています」と、初代パジェロに自らドライバーとして乗り込み、パリダカでの活動を振り返りコメントを残していただきました。

なお、2021年をもって日本市場ではパジェロの車名が終焉を迎えましたが、パジェロの血統を受け継ぐクロスカントリーSUV「パジェロスポーツ」が海外専用モデルとして、80カ国以上で販売されています。もちろん、こうしたグローバル市場ではまだまだパジェロの名を冠したクルマが現役で走っており、東南アジアや中東、中南米、アフリカ、オセアニアといった道路環境が整備されていない道を自慢の4WD性能をはじめ、堅牢性に優れたラダーフレームなど、世界中で活躍しているのも事実です。

こうした一時代を築いたクルマが後世に語り継がれる遺産車として表彰され、愛され続けることは非常に素晴らしいことであり、RVブームを席巻した歴代パジェロの栄光が、今後も脈々と受け継がれていくことに期待したいですね。

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