日本海名物のカニも登場! 食も運動も満喫できて温泉にも浸かれる「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」に参加してみた【後編】

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観光地を歩きながら、各ポイントでご当地のグルメを食し、温泉まで満喫できるウォーキングイベント「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」。全国各地で開催され、その充実の内容と参加者の満足度の高さから、今注目を集めています。今回は、鳥取県湯梨浜町で開催された、イベント参加ルポの後編です。

絶景の展望台でおいしい和牛を堪能

カフェで一服したら、絶景ガストロポイントである「出雲山展望台」を目指して、また歩きはじめます。

今までは平坦な道がずっとつづいていましたが、ここからは山道に入って緩やかな上り坂。

坂道の途中には、ヤマブドウがいくつも実っていました。どんぐりや松ぼっくりもたくさん落ちていて、小さな秋を感じながら軽い足取りで歩いていきます。

15分ほど坂を登って、出雲山展望台に到着。

ここでは鳥取和牛の提供があるそうで、展望台では今まさにお肉が焼かれているところでした。

この鳥取和牛は、2017年に開かれた「第11回全国和牛能力共進会」で肉質一位を獲得した和牛なんだとか。「これは絶対においしいやつだ」と確信しながら、湯梨浜町にある「やまのおかげ屋」というお肉屋さんから焼肉を受け取ります。焼きたてのうちにいただきましょう。

うまい……!! 

焼肉がすっごくやわらかくて、口の中で溶けていくようです。いただいたお肉は「ハバキ」という外モモの希少な部位。お肉屋さんが固くならないように、ちょうどよい加減で焼いてくれています。

アクセントにかけられたブラックペッパーと塩がより肉の旨みを引き立て、そのしょっぱさが汗をかいた体にしみていきました。

そしてこの展望台の景色が最高! 

東郷湖はもちろん、日本百名山にも選定されている鳥取を代表する山、大山まで一望できる絶景です。

トンビが天高く舞っていくのを見ながら、焼肉の最後の一枚を噛み締めます。

焼きたてのおいしい和牛をこんなに景色のいい場所で食べられるなんて、最高以外のなにものでもありません。

湖にはいろんな生き物が住んでいる

食べ終わってちょっと休憩したら、コースの後半に向けて再出発。次はカニだということで、ほかの参加者の人と「楽しみですね~!」と話しながら向かいました。するとその道中、突如として参加者の方が足を止め、「あ!カニ!」と叫びました。

「え? もう次のガストロポイント?」と思ったら、そこにいたのは生きたサワガニ! 

しかも1匹や2匹ではなく何匹もいて、私たちの足元を通り抜けていきました。いまからカニを食べに行くので少し複雑な気分ですが、歩いている最中に生き物を見つけるとなんだか楽しい気分になります。

ちなみにサワガニも素揚げにするとビールにぴったりのおつまみになります。

そんなことを考えながらカニを見ていると、スーパーで生きたサワガニが売られていた時に貼られていた「ペットまたは唐揚げに♪」と究極の二択を迫るポップを思い出しました。

雑食で飼いやすいらしいので、ペットにしてもかわいいですよね。

そこからもう少し進むと、公園の一部の道が先日の雨で水没しているのを見つけました。水没した道には小魚が群れをなして泳ぎ、青いトンボがその上を飛んでゆきます。

こうしてゆっくり歩いてウォーキングをしなければ、キノコにもカニにも、小魚やトンボにも、きっと気づかず通り過ぎていたことでしょう。

ふと湖に目をやると、優雅に人々がカヤックを楽しんでいます。

湖岸ではさわさわとススキが揺れ、彼岸花が咲いていました。

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