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自然とテクノロジーが織りなす絶景! 一度は訪ねてみたい「日本三大ダム」の魅力とは 

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ダム巡りやダムカードが人気を呼ぶなど、意外に注目度が高い日本のダム。水資源の確保や水力発電といったインフラとしての役割に加え、その壮大なスケール感や構造美が人々を魅了しています。今回は、数あるダムの中から国交省も“観光資源”と認める「日本三大ダム」をご紹介。ぜひ参考にしてみてください。

北アルプスの雄大な山々に囲まれた「黒部ダム」

まず全国的に有名なのが、富山県の「黒部ダム」。日本で最も堤高が高く、その高さはなんと186m。50階建てビルに相当する圧倒的スケールを誇ります。シーズン中には毎秒10t以上もの水が勢いよく流れ落ちる観光放水が実施され、ダムの迫力を間近で体感できるのも魅力のひとつ。晴れた日には水しぶきの中に虹がかかることもあり、幻想的な景色を楽しむことができます。

黒部ダムは「黒部立山アルペンルート」の一部になっており、富山県側・長野県側のどちらからでもアクセス可能。周辺には北アルプスの美しい山岳風景が広がっていて、まさに観光にぴったりのダムと言えるでしょう。

国内最大級の水力発電用ダム「奥只見ダム」

直線重力コンクリートダムとして、日本一の高さを誇るのが新潟県にある「奥只見ダム」。その高さは157mと黒部ダムには及ばないものの、奥只見ダムによって形成された奥只見湖の貯水量は約6億立方メートルに達し、黒部ダムの3倍もの規模を誇ります。

そんな奥只見ダムの楽しみ方はじつに多彩。例えば雄大な自然を満喫できる奥只見湖遊覧船は、営業期間中の半年間で12mもの水位変動があり、訪れるたびに違った景観を見せてくれます。ほかにも、水力発電のしくみを学べる奥只見電力館や、「一度は通ってみたい道路」とも称される奥只見シルバーラインなど魅力あふれるスポットが満載。家族連れにもおすすめのダムです。