クルマを使った長旅で車中泊を検討する方は多いのではないでしょうか。しかし、駐車場や広場ならどこで車中泊をしてもよいというわけではなく、トイレや電源、夜間アイドリングの可否、夜間の駐車場出入りなど、環境を事前に調べて旅程を組むことが重要です。その点、日本RV協会は、快適に安心して車中泊ができる場所として、認定車中泊施設「RVパーク」を全国に広めています。同協会によると、2026年8月に12カ所のRVパークが新たにオープンし、8月末日時点で全国686カ所となりました。気軽に車中泊を楽しめる環境が広がっています。
温泉が楽しめる施設、観光施設やカフェに併設された施設、愛犬と過ごせる施設、旅の拠点にしやすい施設と、8月にオープンしたRVパークは各所で特徴が異なります。そこでソトラバ編集部がRV-Park.jpの各施設ページの情報をもとに、全12施設を過ごし方別に整理し一挙にご紹介します。泊まること自体を目的にするのか、旅の途中の拠点にするのか。まずは自分の旅の目的に近い施設から見ていきましょう。
鉱泉・大浴場・貸切露天風呂が揃う3カ所
旅の疲れをお風呂やサウナで流したい方に向くのが、入浴の楽しみが身近にある3カ所です。海を見渡しながら鉱泉に浸かれる施設、隣接ホテルの大浴場を使える施設、貸切露天風呂とサウナがあるキャンプ場と、お風呂の楽しみ方はそれぞれ違います。HESTA伊豆の入浴は別料金、NANSOCAMPの貸切露天風呂は要予約と条件が異なるため、予約前に各施設ページで確認しておくと安心です。
・鹿狼の湯天空RVパーク(福島県)
鹿狼山の湧き水を使った鉱泉のお風呂に入りながら、太平洋を見渡せます。全4区画で、1台1泊3300円〜。常磐自動車道の新地ICからクルマで約5分です。
・HESTA伊豆(静岡県)
1日2組限定で、1台1泊6050円〜。RVパーク専用の無料シャワールームを完備しています。隣接ホテルの温泉大浴場(大人1000円)や朝食ビュッフェ(大人2420円)は別料金で利用できます。

・NANSOCAMP(千葉県)
自然に囲まれたキャンプ場で、貸切露天風呂(要予約)とサウナが利用できます。1台1泊3850円〜で、受け入れは3台です。予約は電話のみで、22時から翌7時はクワイエットタイムです。
なお、鹿狼の湯天空RVパークは2026年9月21日時点で、予約できる区画は「プレオープン」の表記で、火曜定休です。
ガラス工芸体験からカフェまで楽しみが多彩な3カ所
チェックイン後の時間を、併設施設でゆっくり過ごしたい方に向くのが、この3カ所です。ガラス工芸体験やショップを楽しめる施設、田んぼの眺めと納屋カフェのある施設、猫カフェのある施設と、併設の中身はさまざまです。
併設施設の利用は営業時間に左右されます。SUWAガラスの里の美術館やカフェなどは各施設の営業時間内です。クリアドームやキャンドルの体験は受付が10時から16時30分まで(10月〜3月は15時30分まで)で、100〜120分ほどかかります。チェックインは13時から18時のため、体験をしたい方は早めの到着が安心です。
エゾスミカ旭川の納屋カフェは「OPEN時」の案内のため、営業日時は事前に確認しておくと安心です。RVパークEnjoyの猫カフェの営業内容は施設ページに記載がないため、利用したい方は事前の確認をおすすめします。
・RVパーク SUWAガラスの里(長野県)
諏訪湖畔のガラスミュージアムに併設され、チェックイン後はガラス工芸体験やショップ、美術館を楽しめます。諏訪湖SAスマートインターから5分、1台1泊5500円〜、受け入れは5台です。
・RVパーク エゾスミカ旭川(北海道)
共用スペースの「田んぼの真ん中テラス」を利用でき、納屋カフェを併設しています。カフェのOPEN時は米粉のグルテンフリーエッグワッフルやエゾシカメニューが味わえます。旭川空港と旭山動物園の中間に位置し、1台1泊3300円〜です。

・RVパークEnjoy(三重県)
猫カフェのあるRVパークです。1台1泊4000円〜で、受け入れは8台、チェックインは12時から22時までです。予約は電話のみで、日曜・祝日は休業(施設利用は可能)と記載されています。22時以降は発電機の使用が禁止です。
なお、エゾスミカ旭川は2026年9月21日時点で当面は平日のみの受け入れで、予約前に電話での確認が案内されています。トイレはオーナー宅と共用のため、一時的に使えない時間帯があります。
愛犬と一緒にドッグランで過ごせる2カ所
愛犬と一緒に、車中泊の時間をのびのび過ごしたい方に向くのが、ドッグランのある2カ所です。カフェや整体院を併設する施設と、静かなキャンプ場内の車中泊専用サイトと、過ごし方は異なります。
LOHAS PARKのドッグランは有料で、料金はRV-Park.jpの施設ページに記載がありません。HABILE CAMP FOREST NASUのドッグランも、利用条件の記載がありませんので、気になる方は事前に施設へ問い合わせてからお出かけください。
・RVパーク ドッグラン&オートキャンプ LOHAS PARK(千葉県)
全長50m×幅6mの人工芝を敷いた全天候型の屋内ドッグランがあり、大型犬まで走れます。ドッグランは6時から20時までで、有料です。11サイトあり、1台1泊2200円〜です。
・RVパーク HABILE CAMP FOREST NASU(栃木県)
自然に囲まれた静かなキャンプ場内の車中泊専用サイトで、ドッグランも利用できます。1台1泊4400円〜、受け入れは3台です。予約は外部サイトで、テント設営や直火、発電機の使用はできません。

なお、LOHAS PARKは2026年9月21日時点で、不定期に休む場合があり、前日・当日は電話での確認が案内されています。
旅のルートに組み込みやすい立地の4カ所
旅の途中に立ち寄る拠点や、観光の起点にしたい方に向くのが、この4カ所です。北陸自動車道のインターから5分の施設、人吉・球磨エリアの観光拠点、函館の観光地へクルマで20〜30分の施設、淡路島北部の海を望む丘の上の施設と、立地はさまざまです。
予約や利用条件は施設ごとに違います。小松城南店はチェックイン・チェックアウトが基本的に無人で、予約はRV-Park.jpのみの受付、決済もクレジットカードのみです。RVパークかわむらは予約が前日の14時までで、アイドリングと発電機は場内全面禁止です。RVパークはこだて日吉は予約が電話のみで、住宅地にあるため騒音や車外での飲食は禁止です。RVパークライト Awaji Canvasは駐車スペースに傾斜があり、レベラーが設置されています。
・RVパーク 小松城南店(石川県)
北陸自動車道小松ICからクルマで5分。24時間営業のコインランドリーを併設し、専用トイレや100V20Aの電源、ダンプステーションがあります。1台1泊3300円〜、受け入れは3台です。
・RVパークかわむら(熊本県)
人吉・球磨エリアの観光やドライブの拠点で、周囲に灯りが少なく晴れた夜は星空も楽しめます。各サイトに15Aの電源がある一方、アイドリングと発電機の使用は全面禁止です。1台1泊2500円〜、受け入れは5台です。

・RVパークはこだて日吉(北海道)
産業道路に近く、徒歩圏内に温泉やコンビニ、飲食店が多数あります。五稜郭や西部地区、湯の川地区へはクルマで20〜30分圏内。トレーラータイプまで対応可能な広いスペースも魅力です。1台1泊2750円〜、受け入れは3台です。
・RVパークライト Awaji Canvas(兵庫県)
淡路島北部の海を望む丘の上にあり、トレーラーハウス内にトイレ、シャワー、ミニキッチンがあります。1台1泊5500円〜で、受け入れは1台です。野島断層保存館など周辺に人気スポットが点在します。
なお、RVパークライト Awaji Canvasは2026年9月21日時点で、しばらく平日は休業とされています。RVパークはこだて日吉は1人で対応しているため、予約状況に応じて不定休となる可能性があります。
以上のように12カ所それぞれで予約方法や発電機の使用可否、火気の使用ルールなどが異なります。気になる施設が見つかったら、RV-Park.jpの各施設ページで空き状況や利用条件を確認することをおすすめします。そうして決定したRVパークを起点、または立ち寄りポイントとして、車中泊を充実させた旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。なお、本記事の料金・受け入れ台数・営業情報は2026年9月21日時点のRV-Park.jp掲載情報をもとにしています。
■2026年8月オープン RVパーク一覧
・鹿狼の湯天空RVパーク(福島県)
・RVパーク SUWAガラスの里(長野県)
・RVパーク エゾスミカ旭川(北海道)
・RVパーク ドッグラン&オートキャンプ LOHAS PARK(千葉県)
・RVパーク HESTA伊豆(静岡県)
・RVパーク 小松城南店(石川県)
・RVパークかわむら(熊本県)
・RVパークライト Awaji Canvas(兵庫県)
・RVパーク HABILE CAMP FOREST NASU(栃木県)
・RVパーク NANSOCAMP(千葉県)
・RVパークEnjoy(三重県)
・RVパークはこだて日吉(北海道)
RVパーク公式予約サイト https://rv-park.jp/

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