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「一攫千金狙いで砂金採り」は無理だけど、体験施設と川なら初心者でも宝さがし感覚で楽しめる

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


旅先やアウトドアで楽しめるさまざまな発掘体験。なかでも「砂金採り」は、ちょっとした宝さがしのようなワクワク感が味わえるアクティビティです。今回は、初心者でも気軽に挑戦できる「砂金採り」の楽しみ方を見ていきましょう。

金鉱脈が削られて生まれる自然金と比重を生かした採り方

そもそも砂金とは、山肌に露出した金鉱脈が長い年月をかけて雨風や川の流れに削られ、細かい粒になった「自然金」のこと。金は比重が大きいため、土砂の中では深い場所に沈みやすい性質があります。

この性質を生かし、採掘にはパンニング皿と呼ばれる専用の道具を使用。砂をすくって水の中で皿を揺らすと軽い砂が流れ落ち、最後に比重の大きい金が皿の底に残ります。川辺でできるシンプルな作業ですが、砂の中にきらりと光る粒を見つけたときの喜びは格別。自然が生み出した本物の金を自分の手で掘り当てる体験こそ、砂金採りの醍醐味と言えるでしょう。

パンニング皿を使って砂金採り

親子向けプログラムから日本最大の金塊が出た北海道の川掘りまで

親子で気軽に楽しみたい人は、博物館やテーマパークなどでおこなわれている体験プログラムがおすすめ。あらかじめ用意された水槽の砂から専用の皿で探し出すスタイルが一般的で、スタッフがコツを丁寧に教えてくれるため初心者でも安心です。見つけた砂金は小瓶やケースに入れて持ち帰れることも多く、旅の思い出として残せるのも嬉しいポイントですね。

たとえば静岡県伊豆市の「土肥金山」は、江戸時代から続く金山の坑道見学とあわせて砂金採りが体験できる金のテーマパーク。純金粒だけを狙うコースなど複数のコースがあり、体験時間は15分です。愛媛県新居浜市の「マイントピア別子」では、制限時間30分で砂の中に隠れた砂金や天然石を探し、見つけたものはすべて持ち帰れます。

砂金の入った小瓶

より本格的に楽しみたいなら、全国に点在する砂金採掘スポットへ足を運んでみましょう。実際に川に入り、水の流れを感じながら川底の砂をすくう体験は、まさにアウトドアそのもの。自然の音に包まれながら黙々と皿を揺らすひとときは、思わず夢中になる没頭感があります。

北海道の「ウソタンナイ砂金採掘公園」は、日本古来の道具「ゆり板」と「カッチャ」を使い、実際に川で砂金を探せる本格的な体験場。公園のある北見枝幸地方は明治期にゴールドラッシュに沸いた土地で、日本最大となる768gの金塊も見つかっています。ロマンに思いを馳せながら挑戦できるのも魅力。いつもの外遊びとはひと味違う高揚感を味わうことができるでしょう。なお、営業は例年6月1日から9月30日までです。

服装と安全対策に加えて知っておきたい売却と法令の注意点

本格的な砂金採りでは川に入ることもあります。滑りにくいウォーターシューズや、濡れてもいい服装を用意しておくと安心。立ち入り禁止区域を避け、増水時や悪天候の日は無理をしないなど、安全面への配慮も欠かせません。自然環境を守るためにも、ゴミは持ち帰るなど基本的なマナーを心がけたいですね。

川に入るときに履いておきたいウォーターシューズ

なお、採れた砂金は買取店で売却することもできますが、そもそも採れる量はごくわずか。一攫千金とはいきません。砂金採りはあくまで自然の中で楽しむアクティビティとして捉えるのが現実的です。重機を使って川底を掘り返したり、採取が禁止された場所で採ったりすると法令に抵触するおそれもあるため、各スポットのルールは事前に確認しておきましょう。

大人も子どもも夢中になれる「砂金採り」。きらりと光る一粒を探しに、ぜひお近くの体験施設や採掘スポットへ出かけてみてください。