昨年末、世間を騒がせた「熊」被害。登山者の間では以前から対策として「熊鈴」を身につけている人も多くいましたが、最近では「熊撃退スプレー」を携帯する人が増えているようです。しかし、撃退スプレーは言ってみれば“危険物”。取り扱いを間違えてしまうと思わぬ事故に繋がりかねません。
元登山用品店の店員である髙倉さんが運営するYouTubeチャンネル『髙倉屋 takakuraya』では、熊撃退スプレーを携帯する際の工夫をシェアしてくれています。熊が冬眠から明ける春山シーズンも、熊の出没には注意が必要です。そこで、改めて熊撃退スプレーの持ち運び方についておさらいしておきましょう。
運搬時の「二次被害」を未然に防ぐ!基本の持ち運び術
そもそも熊撃退スプレーは非常に危険な代物です。髙倉さんは運搬時にはチャック付きポリ袋を2重3重にして、その中にスプレーを入れるようにしているそうです。これでも完璧とはいえませんが、袋に入れておくだけでも運搬中に何かに引っかかってしまうのを予防できるとのこと。

気づかぬうちに「安全クリップ」が脱落?SNSでも話題となった意外な落とし穴
熊撃退スプレーには誤射を防止するためのパーツ(安全クリップ)が付いているのですが、SNSなどではこの白いパーツがいつの間にかどこかに引っかけてしまい、紛失しているという問題が散見されるそう。パーツが取れた無防備な状態は非常に危険です。万が一誤射してしまうと、激しく咳き込んだり、目に強い痛みを感じたりと、重大な事故を招きかねません。

そこで髙倉さんが提案するのは、安全クリップにゴム紐をつけておくというライフハック。髙倉さんがアメリカで学んだ方法で、アラスカで活動する動物写真家の先輩も実践していたとのことで、実戦に即した信頼性の高いアイデアといえます。
アラスカのプロ直伝!「ダブル・フィッシャーマンズ・ノット」で脱落を徹底ガード
ゴム紐の取り付け方は簡単です。安全クリップにゴム紐を通し、ハンドルの部分にぐるぐるとゴム紐を外れないように巻くだけ。髙倉さんは「ダブル・フィッシャーマンズ・ノット」という結び方で、フィット感を高めているそうです。

これで万が一クリップが外れても、ゴム紐のおかげで紛失することはありません。さらに前述のチャック付き袋に入れていれば、万一の誤射の際も成分の飛散を最小限に抑えられます。
シンプルながら、命を守る熊対策ギアの重要な工夫。コメント欄には「有益な情報ありがとうございます!」「さすがの内容、勉強になりました」といった声が相次いでいます。登山に熊撃退スプレーを携行する際は、ぜひ試してみてください。
【出典】
『髙倉屋 takakuraya』
https://www.youtube.com/@hiker.takakura

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