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「恋の病以外は治る」という伝説もある! 「日本三大薬泉」の驚くべき実力とは

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日本人ならいつも思う「ゆっくり温泉に浸かりたい」。全国には数え切れないほどの名湯がありますが、中でも“薬効の高さ”で知られるのが「三大薬泉」です。古くから湯治場として親しまれ、多くの人々が癒やしを求めて訪れてきました。今回はそんな日本の三大薬泉をご紹介します。

秀吉も愛した日本三古泉。7成分をまとう「金泉・銀泉」の贅沢な効能

まず紹介するのは、兵庫県神戸市の「有馬温泉」です。日本三古泉のひとつに数えられ、『日本書紀』や『枕草子』にも登場するほどの歴史を誇る当温泉。豊臣秀吉もこよなく愛したことで知られ、彼にまつわる逸話が数多く残されています。

有馬温泉は環境省が療養泉として指定する9成分のうち二酸化炭素泉と含アルミニウム泉を除く7成分を含む、世界的にも珍しい多成分の温泉です。

有馬温泉

さらに「金泉」と「銀泉」という2種類の源泉が楽しめるのも有馬温泉の大きな魅力。鉄分と塩分を多く含む金泉は赤褐色の湯で、冷え性や腰痛などに効果があるとされています。いっぽう透明な銀泉は、二酸化炭素泉や微量のラドンを含んだ放射能泉。高血圧症や心臓疾患によいとされています。泉質の違いを味わいながら、心身ともに癒やしの時間を過ごせる温泉です。

有馬温泉「銀の湯」

pH2.1前後の圧倒的な殺菌力。湯畑の源泉がもたらす心身のデトックス

続いて紹介するのは、群馬県の「草津温泉」です。言わずと知れた人気温泉で、効能の高さから「恋の病以外効かぬ病はない」との言い伝えが残るほどの名湯。その薬効は古くから多くの人に知られています。

草津温泉

泉質はpH2.1前後の強い酸性。温泉としては国内でもトップクラスの殺菌力。この泉質により神経痛や切り傷、疲労回復に加え、ピーリング効果による肌の再生も期待できるとされています。湯畑から立ち上る湯けむりの中で、体の芯まで温まる感覚を味わえるのも草津温泉ならでは。

1200万年前の「化石海水」が湧く秘湯。メタホウ酸が潤す美肌の湯

最後に紹介するのは、新潟県十日町市の「松之山温泉」です。伝承によると約800年前に1羽の鷹が傷を癒やすために羽を休めていたことがきっかけで発見されたといわれています。そして室町時代には越後守護・上杉家の“隠し湯”だったという説も。神秘的な歴史を感じさせる温泉です。

松之山温泉

松之山温泉の湯は、殺菌効果や温浴効果が期待できる塩化物泉。殺菌作用や皮膚の治癒効果があるとされるメタホウ酸を、基準値の50倍以上も含んでいます。さらに地中に閉じ込められた1200万年前の海の水、いわゆる「化石海水」が湧き出してできた温泉で、塩分が非常に高いことも特徴。そのため温泉の注ぎ口に塩の結晶が付くことも。雪の時期には薬効豊かな湯に浸かりながら、雪見風呂を楽しむのもおすすめですね。

長い歴史の中で多くの人々に愛されてきた、有馬、草津、松之山の「三大薬泉」。湯けむりに包まれながら、ゆっくりと自分を癒やすひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

【詳しくはこちら】
◆有馬温泉
https://www.arima-onsen.com
◆草津温泉ポータルサイト
https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/portal/
◆松之山温泉(十日町市観光協会)
https://www.tokamachishikankou.jp/spot/motsunoyamaonsengou/