日本の三大温泉地のひとつと言われる、今や大人気の観光地・熱海(あたみ)。その港から高速船に乗ること30分。還暦を過ぎた同級生とはじめて初島(はつしま)へ上陸しました。
伊豆へのドライブで熱海や伊東のシーサイドロードを走ると、ポツンと浮かぶ小島、初島がいつも目に飛び込んできます。神奈川県在住の筆者には比較的身近な島ながら、生まれてから60年、一度も上陸したことがありませんでした。初島は熱海市本土から南東に約10kmの位置にある、周囲約4kmの小さな島です。
行ってみたらやたらと目に付く黄色いレモンのモチーフに、何やら推しのところてん。レトロな食堂の新鮮魚介や刺身、夕食のカサゴ唐揚げまでウマウマで、魅惑の小さな南国でした。
金波銀波で到着した港は黄色が目立つレモンづくしの南国気分
熱海港のチケット売り場では初島航路、船舶60年の歴史と歴代の船の写真も並んでいました。今回は新船の金波銀波(きんぱぎんぱ、コンセプトは「船まるごと初島」)に乗船して、快適な船旅でアッという間に初島港に到着しました。

初上陸した初島の港では黄色が目立ちます! 静岡県熱海市の初島は観光プロモーションとして熱海高校との共同プロジェクトでレモンの島を打ち出しています。海とレモンの島は青空とあいまって爽やかです。まるで遠い南国の鄙びた離島に来たようでした。
まずは港にある初島駅の看板をバックに記念写真をパチリと撮ってから、島内を散策すると2m超えのビッグなレモンを豪快に釣り上げた! という設定の「レモン釣れちゃいました」「きいろいポスト」「おっきなレモン隕石」などなど、レモン推しのオブジェが楽しめます。

調べてみると熱海は国産レモン発祥の地と言われています。明治の頃に湯治にきた外国人が熱海の庭先にレモンの種を播いたのが始まりという説があるのだとか。レモンづくしの小さな島はお楽しみもギュッと凝縮されているようでワクワクします。
祝杯ランチから夕食のカサゴ唐揚げまで海の幸を堪能
はじめての初島上陸を祝したランチと祝杯のため、釣船と磯料理の「めがね丸」で初島の海鮮を堪能しました。ビールのつまみに数量限定のいかげその肝焼き! アワビ(刺身かバター焼き)も魅惑でしたが、今回はいかげそに軍配。キモが美味い! さざえを使った卵とじどんぶりの初島丼とのりらーめんで、グウグウうるさく鳴いていたお腹も大満足です。夕食にいただいた丸ごと頭からバリバリ食べられるカサゴ唐揚げも絶品でした。

初島の豊かな海で育った天草から作られるところてんも名物です。初島ところてん発展の礎を築いた丸宮重助の像もあるので見つけてみてください。
レモン神社と初木神社を参拝し灯台の展望を楽しむ
散策で見つけた初海神社(通称レモン神社)は熱海のパワースポットとしておなじみの伊豆山神社の境外社で、両社を合わせて参拝するのがおすすめだそう。

さらに初島港に近い初木神社も良縁や縁結び、運気アップで話題とか。こちらも強運の神様を祀る伊豆山神社と合わせてお参りが◎です。

ほかにも一生に一回だけ花を咲かせて枯死してしまう一回結実性植物の竜舌蘭(リュウゼツラン)の小路や、江戸城の石を採掘した跡地があります。初島灯台は日本に16基ある登れる灯台のひとつ。高さ16メートルで灯火の高さは平均海面から63メートル。展望も満点です。晴れていれば富士山、伊豆大島も見えます。

熱い海の沖合に浮かぶ初島はいろいろと興味深いヒストリーがいっぱい。余談ですが古代、熱海の海は海中から熱湯が湧き出していたという説もあるのだとか。ちなみに熱海市はイタリアのサンレモ市と姉妹都市でもあります。初島沖合は水深800〜1200m級の深海が広がっています。はるか昔、海の底がせり上がってできた神秘の島でもあります。温暖な初島は花々も冬はあたみ桜、晩夏から晩秋はブーゲンビリアなど1年を通して楽しめます。
PICA初島のアクティビティを楽しむもよし、南国気分でシュノーケリングやダイビングをするもよし、釣竿をレンタルして気軽に釣りを楽しむのもいいですね。まだ初島に行ったことがないな!という方は首都圏から一番近い離島の旅を計画してみてはいかがでしょうか。
【詳しくはこちら】
◆熱海市観光協会公式観光サイト「あたみニュース」
https://www.ataminews.gr.jp/spot/779
◆富士急初島リゾートライン公式
https://www.hatsushima.jp/

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