ソトラバ

日光白根山はロープウェイで登れる百名山。山頂の絶景を満喫し昭和5年創業の温泉で汗を流す

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


山の師匠からのお誘いで「ロープウェイで行ける百名山の日光白根山」へ行ってきました。夏山シーズン真っ盛りの8月初旬、台風の動きを気にしながら日程を決定! 登山当日は朝から快晴の夏山日和。関越自動車道の沼田ICから国道120号をクルマで走ること約50分、標高1400mの丸沼高原スキー場を目指しました。

丸沼高原からゴンドラで一気に標高2000mの山頂駅へ

関東付近では早くにオープンする初滑りと春スキーの名所のひとつという丸沼高原スキー場です。標高差600mを上がる日光白根山ロープウェイで一気に標高2000mまで上がります。

丸沼高原スキー場の登山者用駐車場には綺麗なトイレと着替えができる小部屋もあって登山者にもやさしい感じでした。日光白根山ロープウェイセンターステーションにはモンベルコーナーがあります。スキー用品や登山用品も販売していました。忘れ物をしても安心。ココで購入できますね。

日光白根山ロープウェイ駅にあるモンベルコーナー

ロープウェイからは浅間山、草津白根山、谷川岳、武尊山、至仏山、尾瀬の燧ヶ岳(ひうちがたけ)も眺望できます。なんだかロープウェイで山並みを見ているだけでワクワクする楽しい山登りのスタートでした。

ロープウェイからはサマースキーを楽しむ人たち、遠く山々と大尻沼、丸沼、菅沼と湖沼が見えました。ロープウェイは全長2500m、乗車時間は15分の空中遊泳もお楽しみのひとつです。ロープウェイ往復料金は大人2600円、こども1100円です。この日は快晴のいいお天気でしたが、風速18m/秒以上、雨、雪雷、地震など運転に危険がある時は停止してしますようなのでご注意ください。この日の下山最終は16時30分。それを過ぎると自力で下山してください、の注意書きがありました。8月をのぞく平日14時以降は、ロープウェイ往復料金が大人半額(2,600円→1,300円)になるアフタヌーンチケットがあります。天気が良ければ眺望満点のロープウェイ体験だけでも乗ってみる価値ありです。

日光白根山ロープウェイから見える景色

さて、山頂駅から白根山の雄大な姿を見上げ、天空のカフェやロックガーデン、足湯もある標高2000mのエリアを楽しんだら、ここからが登山のスタートです。二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)で登山の無事を祈願して、開放厳禁のゲートを入ると針葉樹林がお出迎えです。

不動岩と大日如来を抜けとんぼ舞う頂を目指す

スタートは午前9時50分。日光白根山の山頂目指してGOです。よく整備された自然散策路を進み、不動岩や大日如来の仏像を見ながら登ります。日陰が多くて爽やかな夏登山。じんわりと汗はかきますが、最初はまだまだ余裕です。地獄ナギを過ぎて少し眺望が良くなります。水を飲んで喉を潤しながら、後半の山頂を目指してガレ場を必死に登りました。

眺めが良くアレもコレもと写真を撮りつつ登るので、なかなか進みませんが、山頂までもう少しです。ガレ場の足元に注意しつつ、周囲の景観と下界の眺めも楽しみ最後の岩場を登りました。白根山のテッペンには午前11時40分到着しました。山頂にはとんぼが大群をなして歓迎してくれているようでした。

日光白根山の山頂目指してガレ場を
登っているところ

登山は何をおいても天候次第です。この日は神様からのご褒美なのか、風もなく万全の快晴でした。山頂付近の岩場から日光連山の男体山、女峰山、大真名子山、小真名子山に中禅寺湖を一望です。見たかったエメラルドグリーンに輝く五色沼も優美な姿を見せてくれました。山の神様と連れてきてくれた山の師匠に感謝です。

この絶景を眺めつつ山メシです。ねぎ豚骨ラーメンにお湯を入れて3分。具沢山のねぎと麺を啜り、お汁におにぎりを入れて、定番の雑炊で塩分とエネルギーをしっかりチャージしました。

七色平と二荒山の名に伝わる山岳信仰の物語

山頂の心地よさに後ろ髪をひかれつつ、午後12時20分下山開始。帰りは急坂、岩場を下るルートを選択。此処はかなりの神経を使いつつ両手、両足、腹筋背筋、バランス感覚と全てを駆使して下山しました。初めての方は来た道を戻るのがいいですね。果敢にこの急坂の岩場を登ってくる登山者とすれ違いつつ、なんとか無事に難所を通過。緑に萌える七色平を通って山頂駅に午後14時に帰還しました。

急坂かつ岩場を下るルートで日光白根山を下山しているところ

調べてみると七色平は浄土=清らかな世界とされる7色、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の虹のような場所とされていたそうです。白根山は昔から山岳信仰の山です。村の古老は白根山といわずに荒山と呼び、登山道も荒山道と言われていたとか。中禅寺湖畔の男体山とともに荒れ山で、二荒山(ふたらさん)なのだとか。白根山は日光火山群の主峰です。座禅山、五色山、前白根山、白根隠山の外輪山を持つ二重式活火山だそうです。

片品村側の菅沼・丸沼は日光白根山(二荒山)の火山活動で生まれたせき止め湖で、日光側の中禅寺湖・華厳の滝は男体山の火山活動によって生まれたものです。活火山の山麓には丸沼、白根、湯元等の豊富な温泉も楽しめます。

岩場を下りきった先で味わう源泉かけ流しの湯

というわけで、帰りは丸沼高原スキー場からほど近い白根温泉の加羅倉館で源泉かけ流しの日帰り温泉で山登りでたっぷりかいた汗を流して、湯船で筋肉疲労を癒しました。昭和5年創業! 利根川の源流大滝川沿いの温泉宿、加羅倉館はパッと見は鄙びた宿ですが、温泉はピカイチでした。

利根川の源流大滝川沿いの温泉宿「加羅倉館」

お風呂のお湯だけではなく、シャワーも源泉かけ流しです。熱めの温泉に入ってから、シャワーで冷水を浴びると、ものすご〜く気持ちいい、至福の温泉でした。源泉名は白根温泉上の湯1号。泉質は単純温泉、弱アルカリ性低張性高温泉です。効能は胃腸病、筋肉痛、神経痛にも効き目アリ。なお日帰り入浴は大人700円、子供400円です。

上皇陛下が皇太子の頃、浩宮さま(現在の天皇陛下)と父子で登られたことから知られて有名になったという日光白根山。みなさまも天気のいい日に是非訪れてみてはいかがでしょうか。

【詳しくはこちら】
◆丸沼高原ホームページ
https://www.marunuma.jp/green/