空に浮かぶ雲の正体は何? 雲のことを知って雲と仲良くなる「雲の図鑑」〜vol.1〜

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  • ひつじ雲と呼ばれる高積雲
  • 飛行機から見たうろこ雲
  • 窓に出来た結露
  • 夕焼け空の雲
  • 澄みきった青空

  

キャンプやハイキングなど、アウトドアで活動していると空を眺めることが多いもの。空に浮かぶ「雲」は天気を左右するものでもあり、アウトドアを楽しむ人にとって、気になる存在です。

  

お天気のいい日、青空にぷかりと浮かぶ白い雲。

もくもくと盛り上がって、なんだか筋肉質な雲。

空にふんわりとベールをかぶせたような淡い雲。

白いひつじが群れを成しているように浮かぶ雲。

どんより垂れこめ、今にも降りそうな灰色の雲。

雷鳴と共に近づくおどろおどろしい真っ黒な雲。

  

毎日のように見るけれど、同じ姿をしていることはありません。千変万化、さまざまな姿を見せる「雲」って、いったい何なのでしょう。

いろいろな雲について紹介していく『雲の図鑑』シリーズ。まず手はじめに、雲の正体について探っていきましょう。

  

飛行機から見た鱗雲

  

雲はいったい何でできているの?

  

一言で言えば、「水」。大気中に含まれている水分が小さな水滴や氷の粒になって、集合体を形成したものが雲の正体です。水には、固体、液体、気体と3つの状態があります。そして水が気体の状態であるとき、「水蒸気」と呼びます。水蒸気は、その量と気温との関係によって、飽和状態になると気体ではいられなくなり、小さな水の粒になります。これを「凝結」と言います。さらに温度が低い時には氷の粒になります。

夏に冷たい飲み物をグラスに入れると周りに水滴がついたり、寒い季節に窓ガラスの内側に水滴がついたりする現象と同じです。これが大気中で起きると、雲が発生するのです。

 

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