「眼鏡の専門家に聞く」春先、外遊びで気になる太陽光ダメージを防ぐ「シーン別調光レンズの選び方」【vol.03】

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光が当たると自動的にサングラスになる調光レンズ

        

もちろん焚き火やデイキャンプを、たまに楽しむといった程度なら、単にUVカットができるサングラスで十分という人も多いと思います。あれこれとサングラスの種類をかけ替えるのも面倒という人は、普段は透明なレンズで、光が当たるとサングラスになる調光レンズが便利です。

調光レンズは2種類あり、ひとつは380nm以下の紫外線によって調光する紫外線調光レンズ。もうひとつは、およそ380~810nmの範囲の可視光線にも反応するレンズです。より遮光性が高いのは可視光線レンズで、その日の天気の状態によってレンズの濃さが変わり、自動的に目に入る光の量を調整してくれます。

紫外線調光レンズはカラーバリエーションが豊富でファッション的に選べるメリットはありますが、可視光線調光レンズのほうは、グレーや茶などダークカラーのみです。

     

        

最近では可視光線調光レンズ機能にプラスして、有害な青色光線HEVもカットしてくれる商品も出ており、目の健康にとってもうれしい新製品が続々と発売されるので、最新のレンズに詳しい、認定眼鏡作製技能士のいる眼鏡店で相談するのが望ましいでしょう。

      

  

     

■監修:兼子寿樹

■プロフィール:北海道出身。某大手眼鏡店勤務、認定眼鏡作製技能士。趣味のアウトドア歴は30年。釣りとキャンプの達人でもある。

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