「恋に効くキャンプ術」 vol.06 ケンカしたときこそ、キャンプで仲直り

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大自然の中で存在の小ささを実感

多くの学校で小さい頃から野外活動などによる体験学習が取り入れられていますが、こうした小さな親切のやり取りを通じて、「純粋な利他性」や「ウォームグロー」を経験する機会になります。そして、「助け合うことの大切さ」や「コミュニケーション力」を育むことができ、結果として参加者同士の絆が深まるということもあります。ですから、問題を抱えた二人の関係も、キャンプを楽しんでいるうちに仲直りしやすくなると思います。

                               

さらに、自然の中に身を置くと、普段とは違う見方、考え方ができます。たとえば、満点の星空を眺めると、自然の雄大さ、偉大さを感じ、気持ちが大らかになります。すると、自分がいかにちっぽけな存在かを思い知らされ、普段感じている日常の些末なことがあまり気にならなくなります。

                  

「許せない!」と思っていたことも、意外と「そうでもないか……」とか「自分から歩み寄ろうかな」と感じられたりします。「不寛容」から「寛容」への変化が生まれやすくなります。そうすると、二人の間にあったわだかまりが、いつの間にか解消していることも多いものです。このように関係性の修復や再構築のために、キャンプを利用してみてはいかがでしょうか。

                  

  

【プロフィール】  

    

■監修者:晴香葉子さん
■プロフィール:心理学者・心理コンサルタント・作家。民間企業勤務を経て心理学の道へ。心理学、コミュニケーション学、メンタルヘルスに関する確かな知識をもとに、テレビ番組の監修や出演、本の執筆、講演など各方面で活躍。早稲田大学オープンカレッジで「心理学」「行動経済学」「メンタルヘルス」の講師を担当。

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