ソトラバ

愛らしいミルク缶型なのに焚き火いらず! 19世紀生まれの傑作ケトルで呑む至高の一杯

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


この季節のキャンプだと、夜はまだまだ肌寒いですよね。そんな夜は温かい飲み物でほっとひと息つきたくなります。そんな時にオシャレに映えるケリーケトルがオススメです。

ケリーケトルは1890年にアイルランドで生まれた、煙突効果で素早くお湯を沸かすユニークな二重構造のケトルです。コーヒー、ホットウイスキー、焼酎のお湯割りとキャンプで楽しむために、お湯を沸かすためのケトルにもこだわりたいところです。

コン湖畔で漁師が生んだ煙突効果ケトルの秘密

ケリーケトルは本体の中心が空洞の二重構造になった唯一無二のカタチをしたユニークなやかんです。生まれたのは1890年のアイルランド西岸。アイルランドのマヨー郡にあるコン湖のほとりで暮らす漁師のパトリック・ケリーが、空き缶を使って釣り客のためにお湯を沸かす道具を考案したことがケリーケトルの原型です。

アルプスの少女ハイジに出てくるような牛乳搾りの時に使う集乳缶=ミルク缶のようなカタチですが、ケトル本体は中心が空洞の二重構造になっています。注入口から水を入れると、缶の周りの空洞に水が溜まります。下部にあるファイヤーベースに小枝を入れてSOTOのガスバーナーで火起こしをしました。ファイヤーベースを本体にセットして、空洞部分に炎を通すことで煙突効果が働きます。下から上へ空気の流れができて、燃焼効率がよくなる仕組みになっています。

上から細めの薪を入れて燃やせばケトル本体の内壁全体にまんべんなく火が当たることでお湯がすばやく沸くというわけです。一般的なケトルは火の当たる場所が底の部分だけですが、内側全体が熱せられるので熱伝導率が高いのが特徴です。

眺める火と焼酎うんちくで深まる夜の楽しみ方

ケリーケトルはお湯を沸かすだけではなく、アクセサリーのクックセットを使えばお湯を沸かしながら同時に調理もできるすぐれものです。キャンプでは焚き火の代わりにケリーケトルの上部から噴き上げる火を楽しむのも一興かもしれません。「眺めるための火」としてケリーケトルの揺らぐ炎が心を癒してくれます。

呑んべいの筆者は沸いたお湯で芋焼酎のお湯割りをいただきました。つまみはたこ焼きを炭火で温め直して、芋焼酎とたこ焼きの不思議なマリアージュ。キャンプならではの組み合わせを楽しみました。ところで余談ですが、焼酎をお湯で割るときはコップにお湯を入れてから焼酎を入れるか、焼酎を入れたあとにお湯を注ぐか。果たしてどちらがいいのでしょうか?

焼酎のお湯割りは香りが豊かに立ち上り、コクや旨味が増し、口当たりがまろやかになります。一説によるとお湯が先で、焼酎があとの順番で注ぐと湯と焼酎がよくなじんでおいしくなるのだとか。お湯割りを作るときは、お湯→焼酎の順番で、水割りを作るときは焼酎→水の順番がいいようです。キャンプで焼酎のお湯割りをこだわりのケリーケトルでつくる! 呑んべいのためのキャンプに一度試してみてはいかがでしょうか?

お湯を沸かす道具にまでこだわりを持ち込めるのが、キャンプの醍醐味のひとつです。自然燃料で動くケリーケトルは、実用性だけでなく「眺める楽しさ」も兼ね備えた唯一無二のギア。こだわりのケトルで沸かしたお湯で飲む一杯は、市販のお湯とはひと味もふた味も違うはずです。

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◆ケリーケトル
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