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ジープの荷台が寝室に変身! 4人が就寝できる「着脱式可動ルーフ」が生む車中泊生活

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


ピックアップトラックで本格的なアウトドアを楽しみたい。そう考えたとき、キャンピングカーほどの大きさは必要ないけど、車中泊できる居住空間は確保したい——そんな条件を満たす選択肢はどんなものがあるのでしょう。

開催10周年を記念した初の東京開催となった「FIELD STYLE TOKYO 2026」には、2日間で5万人を超える来場者が集まりました。会場にはキャンプ・アウトドア用品をはじめ、ガーデニング、ペット、コーヒー、カー用品まで幅広いジャンルのアイテムが並び、その場で購入できるスタイルも好評でした。

ソトラバ編集部が会場で注目したのが、ジープ・グラディエーターをベースにしたカスタムピックアップ「JEEP GLADIATOR RUBICON 4×4 FWC PROJECT M TOPPER」。ピックアップトラックの走破性とポップアップ式居住シェルを組み合わせた、異色の一台です。

悪路走破性と積載性を併せ持つジープ派生のピックアップ

FIELD STYLE TOKYO 2026の会場では、キャンピングカーにとどまらずアウトドアユースを想定したSUVやピックアップトラックが多数展示されていました。その中でひときわ存在感を放っていたのが、ジープ・ラングラーをベースにしたカスタム車両です。

もともと軍用車として生まれたジープは、クロスカントリー4WDの基準車として長年にわたり参照されてきたモデル。近年はハイブリッドや2リッターターボといったパワーユニットも展開され、アウトドアユースで選ばれる機会が増えています。グラディエーターはそのラングラーから派生したピックアップトラックで、悪路走破性とトラックとしての積載性を併せ持つのが特徴です。

そのグラディエーターの荷台にアメリカのトラックキャンパーメーカーが独自の居住シェルを組み合わせたのが今回のモデルになります。

取り外しも想定した現実的なシェル搭載のアプローチ

全長5600×全幅1930×全高1850mmという堂々たるボディに、荷台へのカスタムを加えたオーバーランドスタイルの一台。手がけたのはアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くトラックキャンパーの老舗「FOUR WHEEL CAMPERS」です。ピックアップトラック1の荷台に装着するキャンパーシェルを専門に手がけるメーカーで、日本国内ではフェアラインが総輸入元として取り扱いを行っています。

最大の特徴は、グラディエーターの荷台にポップアップ式の居住シェルを搭載している点です。シェルは荷台のレールにボルトオンで装着する方式のため、純正荷台をボディから取り外す加工が不要。将来的にシェルを取り外したい場合や車両を手放す際にも選択肢が広がるこのアプローチは、大がかりな架装を避けたいユーザーにとって現実的な設計といえます。

走行性能を損なわず4人が眠れる居住空間を実現する設計

シェルはミニマムな設計で、就寝スペースとなるベッド部分にポップアップ式を採用。走行時はルーフ高を低く抑えられるため、風切り音の低減や空気抵抗の軽減により、燃費への影響を抑える設計になっています。

ポップアップ展開後の室内はリビングスペースとして活用でき、就寝時には4人が寝られるベッドルームとして機能します。室内にはコンロやキッチンも装備されており、8ナンバーでの登録も可能。ポップアップの開閉にはオリジナルのダンパーを採用し、少ない力で操作できます。シェルは構造材に高い剛性を備えた設計です。

荷台の内側に収まるサイズ設計で全幅を超えないため、取り回しへの影響も限定的。メイン素材にはアルミニウムを使用し、重量は約160kgに抑えられています。こうした設計思想は、ベース車両のカスタム内容にも一貫して反映されています。

オーバーランド志向のカスタム装備と想定されるユーザー像とは

ベース車両に選ばれたのは2022年式のジープ・グラディエーター。ボディカラーはスティングレー、日本仕様の右ハンドル仕様です。カスタム内容はWARN VR-10ウインチ、後期グリル、ショートバンパー、ボンネットデカール、HOSTILE RIDGECREST 17インチホイール、電動サイドステップ、ROUGH COUNTRY 3.5インチリフトアップ、フェンダーエクステンション、スペアタイヤマウントキャリア、CURTヒッチメンバー、そして荷台へのM TOPPER搭載と多岐にわたります。

悪路走破性と居住性を同時に求めるアウトドア志向のユーザーや、キャンピングカーほどの大きさは不要だがピックアップトラックで本格的な車中泊を楽しみたいという層には、選択肢として検討に値する一台といえます。一方で、都市部での日常使いを主体とする場合や、初期費用を抑えたいユーザーには、車両サイズと価格帯の面でハードルが高い可能性があります。

ピックアップトラックに居住シェルを組み合わせるトラックキャンパーというスタイルは、北米では一定の市場を持つカテゴリーですが、日本国内ではまだ選択肢が限られているのが現状です。今回のFIELD STYLE TOKYO 2026での展示は、そのカテゴリーが日本市場でも具体的な選択肢として存在することを示す機会となりました。

「JEEP GLADIATOR RUBICON 4×4 FWC PROJECT M TOPPER」は、悪路走破性・積載性・居住性という3つの条件を一台で満たしたいユーザーにとって、現時点で数少ない具体的な答えのひとつ。トラックキャンパーというカテゴリーへの関心が高まる中で、今後の展開が注目されます。

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◆フェアライン
https://fairlineinc.com