キャンプ場つくっちゃいました!【vol.01】脱サラキャンパーが独力でキャンプ場を立ち上げるまで-be-北軽井沢キャンプフィールド/前編

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  • 夜のとばりを迎える-be-北軽井沢キャンプフィールド
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  • -be-北軽井沢キャンプフィールドのオーナーの佐久間亮介さん
  • 北軽井沢の-be-北軽井沢キャンプフィールド

みなさま、こんにちは。群馬県の北軽井沢エリアで、樹種が豊富で鳥の鳴き声がよく響く自然豊かなキャンプ場「-be-北軽井沢キャンプフィールド」を運営している佐久間亮介です。

民間のキャンプ場は、エリアや立地条件、そしてオーナーの個性などもあって、100ヵ所あれば100通りのキャンプ場の立ち上げモデルがあるのではないかと思います。私のやり方に再現性はないかもしれませんが、土地探しからオープンまで何を考え進めてきたのかをお伝えします。

これからキャンプ場を経営したいと考えている方や、キャンプ場ってどういう経緯でできるのか? などご興味ある方はぜひ、ご覧ください。

                                       

「キャンプを仕事に」を目指して脱サラ

具体的なキャンプ場の話をする前に、私がキャンプ場の立ち上げをする前の話を少しだけ紹介させてください。大学を卒業して、日用品メーカーで営業マンをしていたのですが、日々仕事に追われる毎日。金曜日になれば居酒屋で遅くまで飲み、週末はダラダラと過ごすことの多い生活。しまいには過労で体調を崩してしまいました。そんな時、ひょんなことからキャンプへと出かけることになり、その楽しさに目覚めます。

                         

                    

キャンプでは時間に追われることなく自然のなかでゆっくり過ごせて、都会の忙しない世界とは全く違う世界があることを知り、自分のなかで何かが開放されたような、そんな気がしたのです(※写真は、沖縄でのキャンプ旅のひとコマ)。

キャンプの気持ちよさ、魅力に気づいてしまった私は、このキャンプの魅力をもっとたくさんの人に届けたいと思い、無謀にも脱サラを決意。

「キャンプを仕事にすること」を目標に、キャンプ場でアルバイトをしながら日本一周の旅をしたり、ビギナー向けのキャンプ情報ブログを立ち上げました。その後、キャンプイベントの運営やテンマクデザインさんとのコラボアイテム「ガレージテント」の企画、キャンプの仕事に関する書籍「キャンプ職業案内」を出版するなど、「キャンプを仕事に」を実現しつつある、いま。ついに、目標だったキャンプ場運営にチャレンジしたのです。

                                 

自分が心底惚れ込んだ土地でキャンプ場を!

なぜ、キャンプ場をやりたかったのか。理由は2つあります。1つ目は、「キャンプの楽しさをダイレクトに伝えたかったから」。ブログやメディアなどでキャンプの情報を発信し、その情報をもとにキャンプをはじめたという声は嬉しいけれど、もっとダイレクトにキャンパーさんに楽しみを伝える仕事がしたかったのです。

                  

                        

2つ目は、日本一周の旅のときに働いたキャンプ場で感じた「多幸感あふれるキャンプ場」をいつか自分の手でやってみたいと思っていたからです。住む場所も家族構成も仕事も違う人達がGWや夏休み、週末に1つの場所に集まり、それぞれがキャンプの時間を楽しんでいる。あの独特の空気感、多幸感のあふれる場所をいつか自分の手で作りたいという目標がありました。

そんな思いでキャンプ場を始めようとした際、どのエリアでどういうキャンプ場にしていきたいのかを考えたとき、譲れないことがひとつありました。

それは、「自分が心の底からここでキャンプをしたい、してもらいたい」と言える場所でキャンプ場をやるということ。キャンパーである自分自身が本当に好きだと思える場所で、嘘偽りなくそのフィールドの良さを伝えられるようにしたかったのです。

                      

                       

キャンプ場のある北軽井沢エリアは、冬は−15℃を下回るほど、寒さの厳しい場所です。しかし、冬の厳しさがあるからこそ春は植物も生き物も生きいきとしていて生命力にあふれています。

夏は高原特有の乾いた風が吹いて過ごしやすく、秋は真っ赤に染まるモミジや葉が黄色に変わるカラマツなど、紅葉が美しい。そんな自然豊かな環境の残るこの場所は、自然のなかで過ごす時間がキャンプの醍醐味だと思う私にとってはピッタリのエリア。

東京生まれ東京育ちの自分としては、地方への移住となるため、いろいろな不安はありましたが、自分が惚れ込んだ土地だからこそ、ポジティブにチャレンジをし続けることができると考えました。

                         

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