3つのステップをきちんと頭に入れておこう!〝いざ〟というときお守りとなる、クマ撃退スプレーの使い方

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事前練習やイメージトレーニングが大切

もしもクマに会い、こちらに向かって走ってきたら、3ステップで噴射します。

STEP1

ホルダーからスプレー缶を取り出して構え、安全装置を外す。

STEP2

斜め下の角度に構え、クマの目や鼻にスプレーを噴きつけるため射程距離に入るまで待つ。  

STEP3

クマの顔めがけて一気に噴射する。

もっとも注意するべきは風向き。自分にかからないようにすることが重要です。射程距離は製品によって違いがありますが、平均的には5~6mです。十分クマを引き付けてから噴射しましょう。スプレーが、クマの頭の上をかすめてしまわないように角度を45~60℃と少し下向きにすることがポイントです。

とっさのときに、さまざまなことに注意をしながら正しく噴射するのは難しいので、事前に練習しておくことが理想。製品によってはトレーニング用の缶がセットになっているものもあります。

クマの行動も念頭に入れて注意を怠らないこと

クマ撃退スプレーは、グリズリーなどが生息する北米で開発されたもの。北米では90%以上の確率でヒグマの攻撃を止めた効果が実証されており、日本のクマ研究者・クマ関係者は、山に入るときは必ず携帯するといわれています。しかし、100%ではありません。遭遇しないための注意を怠らないこと。

また、クマはブラフチャージ(威嚇突進行動)といって、人に向かって走ってくるも途中で踵を返して立ち去ったり、急に止まって足をドンドンと踏み鳴らすなどして襲ってこないこともあります。

しかしそれでも、最後までどうなるかはわかりません。向かってきたら、まずはクマ撃退スプレーを取り出し構え、本当に襲ってきたら躊躇せずに噴射しましょう。背を向けて逃げると、必ず追いかけてくることを忘れずに。

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