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天文学者が厳選した「日本三選星名所」 84種の星座や巨大望遠鏡に出会える

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ロマンチックで非日常的な雰囲気を楽しみたいなら、満天の星空観察がおすすめ。とくに注目したいのが、星の専門家である天文学者たちが選定した「日本三選星名所」です。

単なる施設めぐりにとどまらず、大自然の澄んだ夜の空気を味わうアウトドアトリップとして、息をのむほど美しい星空を堪能できる「日本三選星名所」について紹介していきましょう。

世界中の研究者が集う標高1350mの聖地「野辺山高原」で満天の星に包まれる

1カ所目は、長野県南牧村の「野辺山高原」。標高1350mに位置しているので空が近く、季節を問わず全方位で美しい星空が楽しめます。星空がクリアに見える理由は街明かりから離れており、空気中の余計な水分やゴミ・チリが少ないため。

星空観賞の好条件が揃った同地に作られたのが「国立天文台 野辺山」です。その特徴は口径45mの巨大な電波望遠鏡(パラボラアンテナ)。同施設は電波天文学における国際的な拠点であり、国内はもちろん、世界中から集まった研究者や学生が天体観測や研究などをおこなっています。

光害防止条例で夜明かりを守る「美星町・星空公園」で願いをかなえるロマンチックな散歩

岡山県井原市美星町は名前からもわかるように、美しい星空を誇ることで有名な地。日本で初めて星明かりを守るために、「光害防止条例」を施行・実施した町としても知られています。

そんな美星町を代表する観光スポットが、標高500mを超す高台に位置する「星空公園」。前身は海上保安庁の旧美星水路観測所で、国から貸与を受けた市が整備して公園にしました。高所にあり空気の揺らぎが少ない同公園は、星空観賞に最適です。

公園内には口径60cmの望遠鏡が備わっており、公園から5kmほど離れた場所にある「美星天文台」の職員が月に1回程度の観望会を開催しています。七夕にちなんで作られた77mにわたる蓄光石の道「願いかなう小径」や、その先にある「願いかなうポスト」も同公園の注目ポイント。ロマンチックな夜の散歩を楽しみながら、じっくりと星空に向き合いたいアウトドアファンにぜひ訪れてほしいスポットです。

南十字星や全天21個の1等星が夜空を彩る南国の観測拠点「石垣島天文台」

石垣島がある八重山諸島は、ジェット気流の影響が少なく大気が安定しているため星がまたたかず、南十字星など本土では見られない星々を観察できます。街明かりからも離れており、晴天率の高い夏場には天の川がよく見えます。全88種類の星座のうち84種類もの星座が見えるほか、全天で21個ある1等星を全て見られるというのですから、星好きにはたまりません。

「石垣島天文台」は、八重山諸島でもとくに星空観察に適した場所に作られた施設。九州・沖縄では最大となる口径105cmの「むりかぶし望遠鏡」を備え、天体の観測・研究および天文学の広報活動をおこなっています。

同施設は一般開放されており、満天の星空の下でおこなわれる天体観望会には多くの人が参加し、感動の声が上がります。本土では味わえないスケールの星空と最新鋭の設備が融合した同施設は、未知なる宇宙のロマンに浸りたい方にうってつけです。

天文学者たちが選んだ名所での星空観察は、忘れられない一生の思い出になるはず。日常の喧騒から離れ、大自然のなかで宇宙の神秘に包まれる体験は、心身をリフレッシュさせてくれます。「日本三選星名所」を訪ねて、特別なひと時を過ごしてはいかがでしょうか。

◆国立天文台野辺山
https://www.nro.nao.ac.jp
◆美星天文台
https://www.bao.city.ibara.okayama.jp
◆石垣島天文台
https://murikabushi.jp