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アイドリングストップ条例下でもミニバンの車内を快適温度に! 張り出し約15mmの12Vルーフエアコン

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


ミニバンの広い室内を活用して車中泊をしたり、ペットと旅行に出かけたりすると直面するのが、室内の温度管理の問題。エンジンをかけてエアコンをフル活用すれば問題ありませんが、近隣にほかのクルマがいる場面やオートキャンプではアイドリングが禁止されていることも多く、アイドリングストップ自体を条例で定めている地域もあります。そこでポータブル電源とポータブルエアコンの出番となりますが、今度は置き場所の問題に直面。こうした問題の解決策のひとつが、クルマ用のルーフエアコンです。しかし天井に設置する以上、ただでさえ限られた室内高がさらに窮屈になる懸念は拭えません。

神奈川県横浜市でキャンピングカーやトラベルワゴンを手がけるROCKY2(ロッキー2)の「ROCKY2オリジナル12Vルーフエアコン」は、そうした悩みに向き合った製品です。サブバッテリーからDC12Vで動くため、エンジンを停止した状態でも車内の温度調整ができ、室内側への張り出しは約15mmに抑えられています。ラインアップは冷房専用モデルと冷暖房兼用モデルの2種類で、現在発売中です。

天井の圧迫感はどの程度なのか、バッテリーでどれくらいの時間使えるのか、導入前に何を確かめるべきか。実車テストの結果も交えながら、順に見ていきます。

天井の圧迫感を抑えベッド展開や着替えも妨げにくい設計

注目したいのは、室内側への張り出しが約15mmに抑えられている点です。室内高が限られるミニバンでは、天井に取り付けるユニットの厚みが、車内での過ごしやすさに関わってきます。ROCKY2は、ベッドの展開や着替え、荷物の出し入れといった普段の動作をできるだけ妨げないよう配慮したといいます。

搭載した車種の例ではデリカD:5、ステップワゴン、フリードがあり、いずれも普段使いしやすいミニバンです。ただし取り付けの可否は車種・年式・仕様によって異なり、ROCKY2が個別に確認します。そのため検討の第一歩としては、自分のクルマに取り付けられるかを相談することからとなります。

ホンダ・ステップワゴンにROCKY2のオリジナル12Vルーフエアコンを搭載

200Ahのサブバッテリーで約16時間30分の連続運転を記録

電源は、車両に積んだサブバッテリーから供給するDC12V仕様です。家庭用のAC100V電源は不要です。最大消費電流は冷房時40A、暖房時50Aで、走行充電や外部AC充電のシステムと組み合わせれば、移動中や外部電源から蓄えた電力を活用できます。

では、バッテリーだけで実際にどれくらい使えるのか。ROCKY2は8月、オリジナル断熱を施工したデリカD:5に本製品を搭載し、200Ahのリチウムイオンサブバッテリーのみで冷房の連続運転テストを行いました。条件は設定温度25℃、エンジン停止、外部電源なしで、エアコン以外の電気製品は使っていません。結果は17時57分の開始から翌10時27分まで、約16時間30分の連続運転を記録。バッテリー残量は開始時の99%から、0時00分に74%、6時00分に56%と推移し、終了時には3%まで減っています。車内温度は概ね23〜25℃台で推移し、終了時は車外38.1℃に対して車内は24.2℃でした。

デリカD:5にROCKY2の12Vルーフエアコンを取り付け、連続運転をした際の車内温度、バッテリー残量、車外温度の変化

夕方から翌朝まで冷房が持ったという結果は、夏の車中泊を考える人にとって具体的な目安になりそうです。ただしこれは断熱施工済みの車両で、エアコン以外の電気製品を使わないという特定条件下での記録です。外気温や日射、断熱状態、バッテリーの状態などによって、実際の使用時間は変わります。また今回のテストは冷房のみで、暖房の使用可能時間は示されておらず、外気温や車両の断熱、バッテリー構成によって変わるとされています。

本体価格だけで決めないための別途費用と相談のポイント

車中泊でルーフエアコンを生かすには、本体の取り付けだけでなく、バッテリー容量や充電方法、車両の断熱まで含めた設計が欠かせません。先の約16時間30分という記録も、オリジナル断熱を施工した車両と200Ahのリチウムイオンサブバッテリーという条件のもとで得られたものです。ROCKY2では、リチウムイオンサブバッテリー、走行充電、外部AC充電、ソーラーパネル、オリジナル断熱などを、車両と使い方に合わせて組み合わせて提案しています。バッテリーシステムは床下スペースへの収納を基本とし、室内空間への影響に配慮した構成です。

ROCKY2 12Vルーフエアコンの操作パネル部分

価格は冷房専用モデルが48万円、冷暖房兼用モデルが63万円で、いずれも税別・基本取付工賃込みです。ここで注意したいのは、表示価格に含まれる工事が基本取付までという点。サブバッテリーや充電設備、断熱施工、車両に応じた追加工事などは別途費用がかかる場合があり、最終的な費用は車両の仕様と施工内容を確認したうえで案内されます。本体価格だけで予算を組むと見込み違いになりかねないため、電源まわりを含めた総額で考えておくと安心です。

相談の際は「どの車種に取り付けたいか」「何時間使いたいか」「冷房だけか、暖房も必要か」を伝えると、必要なバッテリー容量や充電・断熱施工を含めた提案を受けられます。モデル選びは、これからの冬に車内で暖房を使いたいなら、夏の冷房と秋冬の暖房を1台でまかなえる冷暖房兼用モデル、来年の夏に向けて冷房を整えたいなら冷房専用モデル。冬が近づくこの時期は、取り付けや電源構成を早めに相談しておきやすいタイミングでもあります。

ROCKY2の12Vルーフエアコンの室外機

ROCKY2は、普段使いしやすいミニバンをベースに、休憩・就寝・空調・電源といったクルマ旅のための機能を加える「トラベルワゴン」ブランド、MOUNTAIN VILLAGEを手がけています。平日は買い物や送迎に使い、休日はペットとの旅行や温泉、キャンプ、車中泊へ。12Vルーフエアコンは、同ブランドが掲げる「日常から、自由な旅へ」という考え方のもと、旅先での時間を快適にする装備のひとつに位置づけられています。

納車後の車検や整備、修理、改装にも自社工場で対応しており、取り付けた後まで同じ窓口に相談できる点は、電源や断熱を含む大がかりな装備を検討するうえでの安心材料になります。いつものミニバンを、エンジンを止めても過ごしやすい旅のクルマに近づけたい人にとって、具体的に検討できる選択肢といえるでしょう。

■製品概要
製品名:ROCKY2オリジナル 12Vルーフエアコン
販売状況:発売中
価格:冷房専用モデル(40Aルーフクーラー)48万円/冷暖房兼用モデル(40A/50Aルーフエアコン)63万円(いずれも税別・基本取付工賃込み)
電源:DC12V
消費電流:冷房専用モデル 冷房40A/冷暖房兼用モデル 冷房40A・暖房50A
本体サイズ:冷房専用モデル 幅720×奥行720×高さ210mm/冷暖房兼用モデル 幅720×奥行880×高さ250mm
取付仕様:ルーフ設置型、室内側の張り出し約15mm
搭載例:デリカD:5、ステップワゴン、フリードなど
注文・相談:ROCKY2ホームページの問い合わせフォームまたは電話
※サブバッテリー、充電設備、断熱施工、車両に応じた追加工事などは別途費用が発生する場合があります。対応可否、施工内容、最終的な見積額は車種・年式・車両仕様によって異なります。

ROCKY2
https://rocky2.jp/