キャンプに必要なスキルといえば、火起こしやテントの設営など、キャンプ場で使う技術がメインでしょう。しかし、なかには出発時に求められる「積載」というスキルも。ここでは積載の基本ルールや上手く積載するためのコツを見てみましょう。
ベテランキャンパーほど「積載」にこだわる?
キャンプに出かける時、必要な荷物を準備してみたらかなりの大荷物だったという経験がある人も多いのでは? とくに初心者の方は「念のため」という不安感や、「あれもやりたい」「これもやりたい」という気持ちから荷物が増えてしまうことも。持っていきたい荷物をすべてクルマに積めるかどうかは、「積載」スキル次第でもあります。積載はキャンプ成功の最初の鍵といえるでしょう。

実は「積載にこだわりがある」というキャンパーは少なくありません。「ベテランになればなるほど効率的になる」と言う人も多く、なかには「ぴったりクルマのサイズにハマった積載ができると気持ちいい」という人も。ベテランキャンパーはどのように「積載」しているのでしょうか?
「コンテナ」を上手に活用した積載方法
積載の基本は「コンテナ」を利用すること。上にも荷物を積載できるハードタイプのコンテナの中に、ソフトケースに収納した小物を小分けして入れることで、限られたスペースが有効活用できます。

しかしコンテナを使っても、ただ荷物を入れるだけでは「あれどこに入れたっけ?」と到着後に悩んでしまうことも。コンテナに入れるのは“ジャンルごと”を意識して、行方が分からなくなる事態を防ぎましょう。

車内に荷物を入れる順番の基本は、「重いもの」「硬いもの」が先。コンテナや大型のギアなど、形が変わらないものを先に積めば、その後にある程度つぶしたり変形させたりできるものや軽いものを積むことができます。キャンプ場に向かう道中はオフロードであることも少なくありません。走行時にクルマの重心を安定させるためにも、重いものは下に入れると良いでしょう。