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知床の魅力を官民で強力に発信! 「知床アドベンチャーフェスティバル2025」を2025年9月に開催

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


知床が昨年、国立公園制定60周年を迎え、知床のお膝元の斜里町と羅臼町がアウトドアブランドのゴールドウインとスノーピークとコラボレーションし、話題となったイベントが「SHIRETOKO Adventure Festival2024」です。今年は知床が世界自然遺産登録20周年を迎えます。再び4者が結集し、知床の魅力を発信します。

2025年は知床国立公園制定60周年、世界遺産登録20周年

知床は昨年国立公園60周年を迎えました。そして本年7月が世界自然遺産登録からちょうど20年となります。これを契機として環境省、林野庁、北海道、羅臼町、そして斜里町が連携して昨年から今年までの2年間を記念イヤーと位置づけ。各種記念事業を展開しています。

すでに本年5月〜6月5日で大阪で開催中の関西万博の会場に参加し、世界遺産をテーマにしたステージイベント、また国内5つの世界自然遺産施設の展示などを通してPRを行なっています。今月はさらに子供を対象にしたイベントや上映イベントが続きます。また2025年8月31日には北海道斜里町内で世界自然遺産登録20周年記念シンポジウムの開催を予定しています。そして迎える9月6日〜9月7日の2日間で記念事業の目玉になる「知床アドベンチャーフェスティバル2025」を斜里町、羅臼町にて開催します。

知床を訪れて知床を体験&体感! 魅力を深掘りする機会

同イベントの発表会では、北海道斜里町の山内浩彰町長 、羅臼町の湊屋 稔町長が出席し、さらにゴールドウイン社の森専務執行役員、そしてアドベンチャーレーサーとして知られる田中陽希さんも加わって、昨年のイベントの盛況ぶりや、今年度のテーマについての意気込みを発信しました。今年度のテーマは“次世代につなぐ”です。

知床峠を挟んで北側の斜里町の山内町長は「知床はこの海域を含めたエリアが世界遺産のエリアです。そこには人の営みがあります。番屋があって、鮭の網が張られて世界遺産の中で経済、生活をしています。どのように自然と向き合っていくかを話し合ってきましたが、生態系の一部として受け入れられるようでいなければならないと」

斜里町の南側に位置する羅臼町の湊屋町長は「知床とはアイヌ語で地の果てです。そこに残された現世の自然を遊び倒して欲しいなと思っています。自然保護とは日々考えることで、自然を楽しむということは、今後も次の世代の人々に受け継がなければならないのでは、と思っております」

またアウトドアプロダクツブランドのゴールドウイン社取締役専務執行役員の森氏からは民間企業2社のイベントの特徴が説明されました。斜里町会場を担当するゴールドウインは田中陽希氏や石川直樹氏という山岳アスリートを軸にしたテーマで、子供たちが自由に遊べるプレイグラウンドを用意し、笹を使った遊具作りを提案するそうです。

笹は知床ではちょっと厄介な存在らしいのですが、厄介と人間に思われても、知床を醸成する自然の一部であることを、子供達に伝えるのは大切なことかもしれませんね。

一方の羅臼会場を担当するスノーピークでは、昨年に引き続いて同社ならではのキャンプイベントで羅臼でしか味わえない食材、調理法で参加するお子さんたちに喜んでもらうとのことです。