アウトドアで仲間とはぐれてしまった場合や、災害によって孤立してしまった状況では、限られた道具と自然の中で行動する力が求められます。特に重要となるのが、生き延びるための基本となる「サバイバル術」。そこで今回は、知識として身に付けておくといざという時に助けとなってくれる、便利なサバイバル術をご紹介します。
ペットボトルやバンダナを活用して泥水から飲み水を作る方法
サバイバル時に真っ先に考えたいのが飲み水の確保。人は水がなければ数日しか生きられないといわれています。山や自然の中では、見た目がきれいでも安全とは限らない水も多く、何の処理もしないまま口にするのは非常に危険。そんな場面で役立つのが、身近な道具を使って簡易ろ過する方法です。
泥水を飲用可能な水へと近づけるために必要なのは、ペットボトルとバンダナのみ。まず、ペットボトルの底を切り取って逆さにし、キャップに小さな穴をいくつか開けます。そして、ペットボトル内に小石や焚き火で残った木炭、砂や砂利、丸めたバンダナの順に重ねれば準備完了。上から泥水を注ぐと、不純物が取り除かれた水が少しずつ落ちてくる仕組みです。雑菌を除去するために、ろ過した後の水は必ず10分間煮沸することを忘れないようにしましょう。

ブルーシートやポンチョを活用した雨風をしのぐ簡易テント
体力の消耗や体温の低下などが一気に進んでしまうため、体が直接雨や風にさらされることはできるだけ防ぎたいもの。テントを持って来なかったという場合でも、ブルーシートやポンチョがあれば簡易的なテントを作ることができます。
手順はとても簡単で、木と木の間にロープやヒモを張り、ブルーシートやポンチョを上から被せるだけ。雨風が強くなると設営した簡易テントが吹き飛ばされてしまう可能性もあるので、角や裾はしっかりと地面に固定しておきましょう。ペグがない場合は、枝の先端をとがらせて地面に打ち込めば代用品として活躍します。
さらに地面に落ち葉や枝を敷き詰めると、断熱材の役目を果たしてくれるので冷え対策にも効果的。身近にある自然素材を生かした工夫で、雨風をしのぐことができます。

太陽と木の棒の影を利用して15分で方角を導き出す方法
コンパスを持って来ていないのに道に迷い、方角も分からなくなってしまったという状況で頼りになるのが太陽。まず、木の棒を地面に垂直に差し込み、影の先端に印を付けます。15分ほど待つと影は移動するため、新たな先端にも印を追加。最初の目印が西、次に付けた目印が東を示すため、コンパスがなくても東西南北を把握することができます。道具をほとんど必要とせず、晴天時であれば実践可能という手軽さなので、覚えておいて損はありません。

いざという時に必ず助けになってくれるサバイバル術。小さな知識の積み重ねが、生存率を高める大きな力になってくれます。また、お子さんがいらっしゃるご家庭なら、小さいうちからボーイスカウトでサバイバル術を学ばせておくのもいいかもしれませんね。

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