【書評】今どきまっとうなアウトドア本 vol.2 『ブッシュクラフターズ BUSHCRAFTERS』

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  • 山と溪谷社のブッシュクラフターズ BUSHCRAFTERS
  • ブッシュクラフトのさまざまなスタイル
  • 生きる知恵が詰まったブッシュクラフト

アウトドアシーンでは「現場」で色々なことが起こります。だからこそ、知識を得てから出かけることは役に立つし、何より楽しい。フィールドから帰ってきて復習するもまた良し。この連載では、そんな場面で活躍する本を古今東西問わずに取り上げます。

今回は、便利な道具に頼るのではなく、最小限の装備で自然と対峙する「ブッシュクラフト」について書かれた一冊『ブッシュクラフターズ BUSHCRAFTERS』をご紹介します。

                    

文明の利器に頼らず自然の中で生きる知恵「ブッシュクラフト」

数年来のキャンプブームは、志向性もさまざまに、まだまだ広がりを見せていますが、一般的なキャンプとは一線を画しているのが「ブッシュクラフト」。ミニマムな装備のみを持って森や山に分け入り、木や石など、そこにあるものをうまく利用して、より原始的に自然と一体化した時間を楽しむというスタイルです。

ライターやガスストーブといった、簡単・便利なツールに頼るのではなく、ナイフやナタなどのシンプルな道具を駆使。煮炊きの燃料や、シェルターの構築にも、なるべく倒木や枯れ木を使うなど、環境保全にも配慮。

本書では、11組のブッシュクラフターたちが紹介されていますが、それぞれにスタイルが違っていて、一言で「ブッシュクラフト」と言ってもいろいろな流儀があるよう。アウトドアの楽しみ方の奥深さに改めて気づかされます。

                       

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