登山は往路では長い登りが続き、復路でも足元に注意しながら踏ん張る場面が多いため、想像以上に体力と気力を消耗します。そこで重要視されているのが、どれだけカロリーを摂取できるかどうかです。今回は、適切な「行動食・携行食」の選び方を紹介します。
歩きながら手軽に食べられる形状とゴミの持ち帰りを意識した工夫
行動食は休憩時だけではなく、歩きながらでも手軽に口にできるかという点が大事です。以前は登山の行動食といえばチョコレートが定番でしたが、近年は登山専用のエネルギーバーやゼリー飲料、軽量で高栄養な食品など、さまざまなバリエーションが登場し選択肢が大きく広がっています。

行動食を選ぶ際にまず注目したいのは携帯性。リュックの中でかさばらず、取り出しやすい形であることが大切です。また、山ではゴミを持ち帰る必要があるため、包装がコンパクトでゴミの量を抑えられる商品を選ぶことも大事なポイントだと言えます。たとえば箱に入ったお菓子などは透明な袋に移し替えると、食べ終わったときに畳んで持ち帰ることができます。
少量で効率よくエネルギーを摂取できる食品と理にかなった梅干し
さらに、どれだけ効率よくカロリーを摂取できるかという点も欠かせません。登山ではエネルギー消費が激しいため、いかにカロリーが多く取れるかが鍵になります。少量で十分なエネルギー補給ができれば、たくさん食べたり持ち運んだりする必要がなくなります。脂質や糖質を多く含む食品は即効性のあるエネルギー源となり、行動中のスタミナ維持にも役立ちます。
昔から携行食として梅干しおにぎりが親しまれてきたのも、カロリー補給と同時に汗で失われやすい塩分を摂取できるため。きちんと理にかなっていたんですね。

最後まで元気に歩くための保存性と気分転換になるフレーバー
登山中はカロリーや塩分の補給だけでなく、ビタミンやミネラルの補給も欠かせません。これらは体調維持や疲労軽減に関わってくるため、サプリメントやタブレットで補うのもひとつの方法です。
また、行動食は長時間リュックの中で持ち歩くため、保存性の高さも考えて選びましょう。チョコレートやクッキー、飴、ドライフルーツなどは比較的日持ちしやすく、脳に必要な糖質を補える点でも適しています。自分が好きなフレーバーを食べれば、登山中の気分転換にもなっておすすめですよ。

以上のように、行動食は「携帯性」「高カロリー」「栄養バランス」「保存性」を意識して選ぶことが大切です。最後まで元気に歩き切るために、登山スタイルや行動時間に合わせた行動食を組み合わせて準備しましょう。

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