なぜ嫌われる? タガを外したグルキャン集団から学ぶ「反面教師」のキャンプのマナーとは?

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流行のキャンプ道具を使ったマウント合戦が見苦しい

キャンプ人気の高まりにより、アウトドアメーカーだけでなくホームセンターや100円ショップなどでも新たなアイテムを販売し始めている。アウトドアギアの飽和状態を迎えた昨今、道具自慢を全面に押し出したマウント合戦が勃発しているのだ。

必要以上のギアを持ち込み、これ見よがしに並べてテントサイトのイケてる感を自慢し合うグルキャンは滑稽であり、少し僻み根性もあるのだが、傍から見ても決して楽しいものではない。もちろん、アウトドアのスタイルは自由で、外遊びを楽しむという本末転倒の自体にならぬよう自制することも大切だ。

大人数によるキャンプサイトの独占は迷惑

ほとんどのキャンパーは、たとえフリーサイトであってもテントやタープの大きさなどに合わせて、必要にして十分なスペースを確保してキャンプを楽しんでいるはず。しかし、大人数のグルキャンだからと、フリースペースを独占することや、キャンプサイトを広げ過ぎるのも控えるべき行為。

空いているキャンプ場であれば問題はないのだが、利用する人が多いキャンプ場の場合、無駄にスペースを占有して我が物顔でテントを設営するのは迷惑行為。周囲のキャンパーにとって人数の多いグルキャン集団は脅威でもあり、威圧感を与えることにもなる。キャンプの魅力は、美味しいキャンプ飯をいただき、自然のフィールドを満喫しながら、自然を愛でるのも一興。お互いを思いやり、楽しく過ごす心遣いは忘れてはならない。

キャンプ場をフェス会場と間違える集団

ポータブル電源の進化によって、キャンプ場で電化製品が数多く使われるようになった。その利便性は喜ぶべきことだが、ブルートゥースで接続したスピーカーを使ってキャンプサイトで音楽を大音量で流す輩も増えている。

とくにフェス会場と勘違いしているグループもいて、静かに楽しみたいキャンパーの顰蹙(ひんしゅく)を買っている。キャンパーが活動する日中であれば、音楽をBGM(もちろん音量には注意)に楽しむことは決して悪いことではないが、音楽に合わせて奇声を上げるなどの迷惑行為は慎んで欲しい。

                     

【まとめ】

ここで紹介した迷惑行為は、ごく一部のグループに限られた人たちの話しであり、その迷惑行為がグルキャン全体のイメージを損なっていることは間違いない。グルキャンを楽しむアウトドアマンのなかには、初心者キャンパーのテントやタープの設営をサポートしたり、積極的にコミュニュケーションを取ってキャンプを盛り上げてくれるグループも多い。それでも数の力は脅威であり、騒いでいるグループに物申すのは百害あって一利なし。火に油を注ぐだけなので、こうした反面教師を参考に、自然にも人にも優しいキャンプライフ送りたい。

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