〝4WD効果〟でスイスイ前進!!  シナノに聞く! トレッキングポールの基本【vol.01 そもそもなぜ必要なの?】

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山登りや山道歩きの際、歩行をサポートしてくれるのが、「トレッキングポール」。昨今の山歩き・ハイキング人気を背景に、改めて注目されているアイテムです。

そこで、100年の長きにわたってスキーヤーや登山家の冒険を支えてきた老舗ポールメーカー、株式会社シナノの広報担当・竹内さんに、その特徴や選び方についてお聞きしました。

体の負担や疲労を軽減し前進をサポート

そもそもトレッキングポールとはどういう役目を持ち、なぜ必要なのでしょうか?

「トレッキングポールは歩く人の脚や腰、体への負担を軽減し、大自然の複雑な地形を進むための機動力をもたらしてくれるツールです。たとえるなら、使うことで“普通のクルマが4WDになる”というイメージでしょうか。ポールがアシストしてくれることで、通常の二足歩行から、四輪駆動になったかのようにスイスイ前に進める推進力が得られるのです。

特に長時間、重い荷物を持って山道を歩くとなると、膝や足腰に負担がかかりますが、これらを軽減して体力を温存し、バランスを保持して転倒も防止してくれます。やはり、あるのとないのとでは大きな違いが生まれるので、一度使うと手放せなくなります」

シナノは長野県佐久市にあり、1919年の創業以来、スキーポールの国内トップブランドとして高い評価を得ています。長い歴史の中で培った高いポール加工技術を生かし、トレッキングポールやウォーキングポールなどを展開してきました。

「もともと日本でも山登りの際に木の杖を使ったりする習慣はありましたが、現在のトレッキングポールは1990年代後半に登山ユーザーに認知されたものです。そこから重荷の長距離縦走などで利用され、一般にも普及していきました」

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