ソトラバ

ふたりだけどソロ? ドラマ化された漫画が原点「ふたりソロキャンプ」とは何なのか

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


キャンプと言えば複数人で行ってワイワイ共同作業を楽しみ、ひとつ屋根の下で床に就く。そんなイメージが一般的だと思いますが、上級者レベルになると日常の喧騒を離れ、ひとり時間を満喫するために行う「ソロキャンプ」に。

しかし、近年キャンプの新しい形として注目を集めるのが「ふたりソロキャンプ」。同じキャンプ場に集合しながらも、それぞれが別々のサイトで過ごすスタイルのことを指しますが、全くの単独で行うソロキャンプや、2人組で行うデュオキャンプではなく、あえて「ふたりソロキャンプ」を選ぶメリットとは一体何でしょうか。独特なキャンプスタイルと魅力について解説します。

ドラマ化するほど関心度が高い互いの時間を尊重した形

このスタイルが注目を集めるきっかけとなったのが、出端祐大先生による漫画『ふたりソロキャンプ』です。2025年7月時点で累計発行部数(電子書籍含む)が330万部を突破している大人気コミックで、2025年1月から2月にかけては森崎ウィンさん主演で実写ドラマ化(全8話)、さらに同年7月からはアニメ版(全24話)もTOKYO MXほかで放送されるほどの人気作です。

ふたりソロキャンプはお互いのひとり時間を尊重しつつも、シェアできるところはシェアしてお互いの負担を減らすというスタンス。作中では「現地集合・解散」「やれることは自分だけでやること」といったやや硬派なルールが定義されていますが、根底にあるのはお互いの行動を制約しないことです。自分のペースで進められ、ソロキャンプの自由さをそのまま確保できるのが大きな魅力といえるでしょう。

友人とふたりで旅行に出かけ、日中は行動を共にするもホテルでは別々の部屋で過ごす。キャンプなので状況はもっと複雑ですが、概ねそのようなイメージを持ってもらえれば理解しやすいかと思います。

ふたりソロキャンプは別のテント・サイトで過ごしつつも、協力できるところは二人で行うのが基本

就寝時は別々でも食事や焚き火の楽しい要素は共有する

とはいえ、現実のふたりソロキャンプに明確なルールはありません。時間や場所などどこまでを共有するのかは、お互いに前もって決めておき柔軟に楽しめばOKです。ひとりの時間を大事にしつつ、食事などは一緒に過ごすとまた違った楽しさが生まれます。それぞれが作った料理を分け合えば、調理法や道具などにお互い新たな発見があったり、食材を無駄にしないで済んだりと良いことがたくさん。

夜は焚き火を囲んでおしゃべりするなど、ソロキャンプでありながらデュオやグループキャンプの良さも同時に味わうことができます。プライベートは守りつつ、楽しいことはシェアできるというのがこのスタイルの醍醐味。また、漫画「ふたりソロキャンプ」がそうなのですが、キャンプ初心者がベテランソロキャンパーと行けるチャンスがあれば、ソロキャンプのさまざまなことを傍らで実践しながら教わることもできます。

ふたりで焚き火を囲むイメージ

防犯対策もできるし大物ギアは持ち寄って荷物も軽減

ほかにも、ギアをシェアできることもメリットのひとつ。特に焚き火台、テーブル、燃料、クーラーボックスなどの大物ギアを共同で使用することを事前に決めておけば、お互いに持参する荷物を減らすことができます。

ふたりソロキャンプでは、お互いのキャンプギアをシェアすることで、一人分の荷物を軽減できるメリットも

また防犯の面でも大きなメリットが。トイレなどで片方がサイトを離れるときには、焚き火やギアの見張り役をお願いできて安心です。思わぬトラブルや体調不良などに見舞われた場合も、頼る相手がお互いにいるということはやはり心強いもの。ソロキャンプにはない安心感があります。

まさにソロキャンプとデュオキャンプの“いいとこどり”ができる「ふたりソロキャンプ」。お互いが心地よくいられる距離感を保ちながら楽しむ新しいキャンプスタイルを、ぜひ一度試してみてください。