デイキャンプで急な日差しや雨をしのぎたいのに、タープの設営・撤収が面倒で、つい使わなくなる。荷室がいっぱいで、日よけを積む場所もない。そんな悩みの解決策のひとつが、車の側面に取り付けておくサイドオーニングです。付けたまま走行でき、使わないときは車体の横にスリムに収まるので荷室を圧迫せず、必要な場面ですぐに広げられます。
サイドオーニングには、車の側面に沿って張り出すタイプのほか、側面から後方にかけて270度に広げられるタイプもあります。ただ、従来の270度タイプは「大きすぎる」「重すぎる」ことがネックとされてきました。特に軽自動車や小型車では、ルーフへの積載負担や設営の大変さから、導入を見送る人も多かったといいます。
こうした声に応えるかたちで、GIWORKS JAPANが小型・軽量化を図った「Lite 270度サイドオーニング」を発表しました。ジムニーやハスラー、デリカミニ、シエンタ、フリードなどに向けたモデルです。公式サイトによると、11月上旬の発売に向けて、2026年10月23日から限定100本で予約を受け付けています。小さな車でも本当に扱えるのか、どんな場面で役立つのか。取付方法から選ぶ前の確認点まで、順に見ていきます。
キャリアバー2本で取り付けられる汎用性と車高を抑えた設計
取付に必要なのは、一般的なルーフキャリアのバー2本だけです。専用の大がかりなルーフラックを用意する必要はなく、軽自動車から小型車まで幅広い車種に取り付けられます。キャリアバーのほか、他社製のフラットラックや、GIWORKSのルーフテントにも装着できます。すでにキャリアを付けている車なら、大きな追加装備なしで導入を検討できるのは、小さな車のユーザーにとって現実的な選択肢といえるでしょう。車高を低く抑えられる点も、普段使いでの駐車場選びを考えるとメリットになります。

ルーフの上で一晩を過ごすことまで考えるなら、同社のルーフテントとの組み合わせも選択肢になります。GIWORKSが提案するジムニーノマドの例では、ジムニー専用アタッチメントでキャリアバーを介さずにルーフテントを載せ、そこにオーニングを装着することで、2インチリフトアップした車両でも立体駐車場への入庫を考慮した低全高に収めています。

一方で、フラットラックは製品によって対象外のものもあります。取付は各代理店が対応しており、対応車種や取付方法は公式サイトの問い合わせフォームから相談できるので、手持ちのキャリアやラックで使えるかを事前に確かめておくと安心です。
3ステップで設営できる手軽さと内蔵LEDなどの標準装備
設営は、カバーを開けて270度に広げ、ポールで固定する3ステップです。1分で設置でき、短時間のアウトドアシーンでもすぐに使えるよう設計されています。デイキャンプやフィールドワークなど、思い立ったときにさっと広げてさっと畳みたい場面に向いています。小型・軽量化によって、積載時や設営時の負担を減らした点も特徴です。
広げたあとは、風が強くなければポールなしでも自立します。条件が合えばポールを立てずに日陰をつくれるのは、タープの設営を面倒に感じていた人にはうれしいポイントです。遮光性を備えるほか、雨水を逃がすためのレインポールも標準装備です。フレームにはLEDを内蔵し、電源・調光ボタンで明るさを調整できます。

ただし公式サイトのFAQでは、雨や風がある日は注意が必要で、ポールを併用すれば使用できるとしています。天候が崩れそうな日は自立に頼らず、付属のポールで固定する前提で準備しておくと安心です。
2サイズの価格と付属品に加えて押さえたい確認点
公式サイトに掲載されている価格(税込)は、1.8mモデルが10万2300円、2.0mモデルが10万7800円です。付属品は内蔵LED、レインポール、ポール3本、ペグ、ガイロープで、サンプル段階のため変更になる可能性があるとしています。予約は限定100本のため、気になる人は早めに確認しておくのがおすすめです。
選ぶ前に押さえておきたいのが、重量と収納時サイズです。小型・軽量を特徴とするモデルですが、公式商品ページでは10月24日時点で、どちらも「計測中」となっています。ルーフへの積載負担は、従来の270度タイプで課題とされてきた点でもあるため、小さな車に載せる場合は、数値が公表されてから自分の車やキャリアとの相性を確かめると安心です。1.8mと2.0mのどちらを選ぶかについては、車のサイズや使用用途、使う人数などをもとに相談できるとしています。

日よけを積んで運ぶのではなく、車に付けたままにしておく。Lite 270度サイドオーニングは、そんなスタイルを軽自動車や小型車にも広げようとしています。特に向いていそうなのは、すでにルーフキャリアを付けていて、デイキャンプやちょっとした外遊びで日よけを手軽に使いたい人です。一方、ルーフに載せる重さを重視する人にとっては、まだ公表されていない重量が判断材料になります。限定100本という予約枠とのかね合いも含め、公式の続報をこまめに確認しておきたいところです。
■GIWORKS「Lite 270度サイドオーニング」
https://www.giwork-s.com/products/sideawning-light

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