大海原に漕ぎ出し、陸からでは狙えない大物に挑む……船釣りには陸釣りとは異なる独特のロマンがありますよね。ミニボートでの釣りをメインに配信するYouTubeチャンネル『釣りするふたご。ちゅて』のヒデさんは和歌山県を訪れ、伝馬船でおこなう釣り、通称「カセ釣り」に初挑戦しました。陸とは違う大物を狙えるカセ釣りの魅力と、大満足の釣果を味わう休日をご紹介します。
船なのに自力ではポイントに行けない独特な釣りスタイル
伝馬船(てんません)は別名カセとも呼ばれ、沖合の大型船と陸の間や、大型船同士の間で人や物資を運ぶために使われた小型の木造船のことを指します。動力を持たないため、移動するにはロープでつながれた親船に曳航してもらう必要があり、いわば船の形をしたイカダだと想像していただければ分かりやすいかと思います。
釣りにおける伝馬船の役割は、沖合のポイントでじっくり腰を据えて釣りを楽しみたい人達を連れていき、さらにアンカーを打ってポイントに留めておくことです。釣り人の間では伝馬船を用いた釣り方を「カセ釣り」と呼びます。波の穏やかな湾内で行うことが多く、紀伊半島周辺の和歌山県串本町や、三重県の鳥羽、福井県の若狭湾周辺がカセ釣りのメッカとして有名です。
ヒデさんの乗った伝馬船は、早朝に和歌山の港を出航。10分ほどでポイントに到着しました。ラインに針とエサを付けた仕掛けを撒き餌とともに流す「完全フカセ」という釣法をメインに、複数の釣法を組み合わせて釣果を狙うといいます。
しかしながら、序盤は苦戦。苦肉の策で、ヒデさんは赤旗を立てて親船にポイント移動を依頼しました。

周囲は苦戦も餌変更が功を奏して絶品メイチダイをゲット
ポイント移動が功を奏し、1匹目のイサキをゲット!その後はしばらく当たりがなかったため、様々に試行錯誤を繰り返します。
すると、餌をキビナゴに変更してからヒットが連続。フエフキ系の魚に続き、大きめのアカハタが釣れました。快進撃は続き、その後も38cmの大物を含め複数のアカハタを釣り上げます。
メインの釣法である「完全フカセ」の方は、アカハタの連続ヒットがひと段落してから本領を発揮。大きな当たりに胸を躍らせながら引き上げると、30cmほどの大物のメイチダイでした。メイチダイとは知る人ぞ知る高級魚で、上品な白身が美味と評判です。

最終便の時間まで粘り、釣行は終了しました。当日は、ヒデさんを含め多くの釣り人がカセ釣りに挑戦しましたが、全体の成果は芳しくない様子。大潮だったにもかかわらず、前の日まで釣れていたスマガツオなどは不発に終わったそうです。周囲が苦戦する中、ヒデさん個人の釣果は大充実。十分すぎるほどの釣果、いったいどのようにして味わうのでしょうか。
至福の晩餐は自宅の冷蔵庫で六日間じっくり熟成させてから
自宅に持ち帰り冷蔵庫で6日間熟成させた後、満を持して調理が始まりました。メイチダイとアカハタを手際よく三枚に下ろし、冷蔵庫で4時間寝かせて脱水。寝かせている間にあらで出汁を取り、鍋を準備します。
「乾杯!」の声とともに素敵な夕餉(ゆうげ)が始まりました。食卓には刺身や鍋物のほか、握り寿司まで並びます。小ぶりながら形よくできた寿司でしたが、シャリの炊き具合が難しかったそう。ヒデさんは「メイチダイがおいしい。もちもち!」と釣果の味を思う存分堪能しました。

動画のコメント欄には「伝馬船おもしろい!ぜひ仕掛けを参考にさせてください」「ものすごい釣果ですね!」など称賛の声が相次ぎました。カセ釣りに向かう伝馬船の曳航シーンから高級魚を釣り上げるシーン、さらに「絶対に持っていくべき餌と仕掛け」についても動画内では紹介されています。カセ釣りならではの臨場感や、釣れたての海の幸を味わう最高の休日の模様を、ぜひ動画本編でチェックしてみてください。
【出典】
『釣りするふたご。ちゅて』
https://www.youtube.com/@chute_fishing

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