備えあれば憂いなし! キャンパーなら一台は持っておきたい「ポータブル型ラジオ」選びの極意とは?

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  • ZHIWHIのZWS-900ポータブル型ラジオ
  • DSPラジオの照明付き液晶表示
  • ZHIWHIのZWS-900ポータブル型ラジオのLEDライト
  • RAD-M799Nの充電用ハンドル
  • 東芝のTY-BR30F-Wポータブル型ラジオ
  • ZHIWHIのZWS-900ポータブル型ラジオ
  • AudioCommのポータブル型ラジオRAD-M799Nポータブル型ラジオ
  • AudioCommのRAD-T650Zポータブル型ラジオ
  • ELPAのダイナモラジオライトDOP-DY269

 

最近、ラジオ人気が密かに高まっています。ワイドFM放送が普及したり、スマホアプリでもラジオが気軽に聴けるようになったりといった環境の変化も、人気を後押ししているようです。

ラジオはキャンプでも大いに役立ちますし、防災アイテムとしても注目されていて、数多くのポータブル型ラジオが発売されていますが、どうやって選べばいいか、悩んでしまいますね。本記事では、キャンプや災害時に便利に使えるラジオの選び方を、デジモノもキャンプも大好きなフリーライターの篠原義夫さんに教えていただきました。

 

チェックしておきたい機能やスペックは?

  

まず、ポータブル型ラジオを選ぶうえで、知っておきたい機能やスペックの基本について教えていただきましょう。

「重要なポイントは、01/アンテナ性能 02/本体サイズ 03/シンセチューニング方式 04/ワイドFM 05/イヤホンジャック、という5つです」(篠原さん)

 

【01.アンテナ性能】
ご存じのとおり、ラジオは基地局から発せられる電波を受信できてこそ、放送を聴取することができます。つまり、しっかりと受信ができなければ意味がありません。そこで重要になるのがアンテナの性能です。とくにキャンプ場はラジオの電波が受信しにくい場所にあるケースが多いため、できる限り高感度なタイプを選択しましょう。

【02.本体サイズ】
据え置き型とは異なり、ポータブル型ラジオの外部アンテナは通常、FM専用となっていて、AMラジオは内蔵アンテナを利用しています。したがって、ポータブル型では必然的に内蔵アンテナが小さくなり、AMラジオが受信しづらくなります。受信感度にこだわるなら、極端に小型のラジオは避けましょう。

【03.シンセチューニング方式】
ラジオを聴く場合、放送局を選択する操作が必要ですが、この選局方法には、「アナログチューニング」と「シンセチューニング」があって、それぞれに長所・短所があります。

受信音を聴きながらダイヤルで選局する「アナログチューニング」方式は、微調整が可能な一方、繊細な操作を求められるため、普段あまりラジオを使っていない人にとっては選局がしづらいです。その点、デジタル表示で明確に選局できる「シンセチューニング」方式は扱いに慣れていない人でもなじみやすいでしょう。さらに使い勝手にこだわるのであれば、受信可能な放送局をスキャンしてくれる「自動選局」に対応したラジオを選ぶのがベストといえます。

  

 

【04.ワイドFM】
ワイドFMとは「FM補完放送」の愛称で、従来のFM周波数帯に加えて、AMラジオの補完放送用として提供されている90.0~94.9MHzの周波数帯も利用します。これにより、山間部やビルなどに囲まれた場所など、AMラジオが受信しにくい環境でもワイドFM経由でAM放送が楽しめるのです。

 

【05.イヤホンジャック】
キャンプ場では、周囲の迷惑になるような大きな音を出すのはマナー違反です。スピーカー再生は避けて、イヤホンでもラジオを楽しめるように、イヤホンジャックを搭載したモデルを選びましょう。

 

災害時に備えてあると便利な機能は?

  

次に、万が一の災害時にあると便利な機能やスペックを教えてください。

「災害用として注目しておきたい機能は、01/LEDライト 02/スピーカー 03/充電機能 04/発電機能 05/防水・防じん、とこちらも5つです」(篠原さん)

 

【01.LEDライト】
照明機器は、言うまでもなく防災の必需品です。災害時には、使える明かりはあればあるほどいいので、ラジオにも搭載されていると、いざというときに重宝します。

  

 

【02.スピーカー】
キャンプでの利用時は大きな音は出せませんが、災害時にはスピーカーがあれば複数人が同時に番組を聴取できるので、周囲の人と情報を共有しやすくなります。

 

【03.充電機能】
ラジオの電池をモバイルバッテリーとしても利用できれば、災害や停電時など、電気が使えない環境でもスマホなどを充電できて便利です。

 

【04.発電機能】
ラジオ本体に装備された手回しハンドルなどを使って発電して、ラジオ本体を充電する機能です。手間はかかりますが、電池切れでラジオが使えないという最悪の事態は避けられます。

  

    

【05.防水・防じん】
豪雨や洪水、突風など、自然災害に水濡れや粉じんはつきものです。ラジオの故障リスクを下げるためには、防水・防じん対応が有効です。

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