定番のロングセラーはさまざまなアクティビティに対応
──ターギーコレクションには2種類あるとお聞きしました。
「TARGHEE（ターギー）」コレクションの「TARGHEE Ⅱ MID WP（ターギー ツー ミッド ウォータープルーフ）」もおすすめです。
先ほどご紹介したTARGHEE Ⅲとの主な違いは、アウトソールのパターンです。
写真の左がTARGHEE Ⅲで、右がTARGHEE Ⅱになりますが、TARGHEE Ⅲに比べて大き目なブロックのパターンを採用しています。接地面が大きいので、登山はもちろん、立ったり座ったりするキャンプやフェスなど幅広いアウトドアアクティビティにも向いています。
今ご紹介した2モデルは、いずれもシャンクというプレート（靴底と足裏の間に入っている樹脂系素材の板）が入っているので、土踏まずをねじれ等の怪我から守ります。また、ゴツゴツした岩場でもバランスを保つことができて歩きやすくもなります。
せっかく登山を始めるのであれば、ケガなく良い山行になり、また行きたいと思ってくれたらいいですよね。そういった理由から最初は安全性のあるシャンクが入っていて、足首を守るミッドカットから初めてみるのが良いかなと思います。
■TARGHEE Ⅱ MID WP
価格：1万9800円（税込）
サイズ展開：メンズ 25～29㎝、30㎝／ウィメンズ 22.5～26㎝
重量：メンズ 493g／ウィメンズ 403g
［メンズ］
https://www.keenfootwear.jp/ja-jp/p/M-TARGHEE-II-MID-WP.html?dwvar_M-TARGHEE-II-MID-WP_color=1027138
［ウィメンズ］
https://www.keenfootwear.jp/ja-jp/p/W-TARGHEE-II-MID-WP.html?dwvar_W-TARGHEE-II-MID-WP_color=1027367
コスパの良さとはきやすさの両方を実現
──最後に、KEENのトレッキングシューズの特徴を教えてください。
ひとつは、足の甲の部分が幅広な作りの製品が多いことです。日本人は比較的甲高幅広の足の方が多いとされているのですが、細身のシューズだと足の指が窮屈になり、細すぎて痛くなってしまうこともあります。
KEENの前足部にゆとりのある足型であれば、そういったことを防げますし、山歩きにおいての快適さにも繋がります。逆に、幅細タイプの足の方にはゆとりがありすぎて合わない、ということもありえます。
本格的な山歩きにも対応している機能性を持ちながら、コストパフォーマンスに優れているので、ハードルが高いと思わずに気軽に登山を始めてみたいという方にも履いていただきたいですね。
【取材協力】
キーン・ジャパン合同会社
https://www.keenfootwear.com/ja-jp/
