三陸の風を感じる日本最長のロングトレイル「みちのく潮風トレイルを歩く」vol.01【八戸~宮古編】

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雄大な海蝕崖を眺めながら歩く

そして久慈駅からは、岩手県大船渡市の盛駅間を結ぶ三陸鉄道リアス線が走っており、トレイルにアクセスするための足としても活躍。「さんてつ」の通称で親しまれ、三陸ののどかさのシンボルとして存在感が際立ちます。

そして普代村南部から始まる「海のアルプス」と呼ばれる、このエリアのハイライトシーンのひとつともいえる田野畑村の海岸沿い、北山崎。

高さ200mの断崖に、奇岩怪石、大小さまざまな海蝕洞窟と、ダイナミックな海岸線が約8kmにもわたり続きます。海にせり出す展望台へはぜひ立ち寄りたいところですが、展望台を下りきった先に続くトレイルルートは急斜面のアップダウンが続く区間でもあるので、しっかりとした装備や体力が必要です。

岩泉町を通って宮古市に入り、極楽浄土に例えられる浄土ヶ浜までの間には、被災したキャンプ場をそのまま残し公園とした「震災メモリアルパーク中の浜」や「たろう観光ホテル(学ぶ防災)」の震災遺構に立ち寄ることもできます。

【※注意事項】

1000kmを超えるトレイルを歩くためには、ルートの情報が必要不可欠。公式マップであるHiking Map Bookは必須アイテムです。このほかに、みちのくトレイルクラブでは、Google Map上のルートを公開しているほか、スマートフォンなどの端末にダウンロードして使えるGPX形式の地図データを公開しています。歩く前に必ずみちのくトレイルクラブHP上の「注意情報」を確認して、情報収集をして下さい。

                                             

■取材協力

NPO法人みちのくトレイルクラブ

https://m-tc.org/

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