快適さを追求するなら動線の確保が必須
最後に、キャンプ初心者あるあるなのが、「生活動線」を考えずにテントやタープを張ってしまうことです。これは住宅と同じ理屈で、人が動きやすい動線を確保することで生活が快適になります。トイレや炊事場に行く時にタープのガイロープが邪魔になったり、テントへの出入りに焚き火台を避けなければならないレイアウトは、決して快適とは言えません。人が移動するための動線を考えたうえで、テントやタープを張り、調理台や焚き火台、チェアやテーブルを配置することが快適で美しいサイトづくりには欠かせないことを覚えておきましょう。
何度もキャンプを繰り返すことで、使いやすく美しいサイトづくりへの経験値は上がっていきますが、事前に基本となるレイアウトを考えておけば、キャンプ場で慌てることはなくなるはずです。そして、キャンプ場で素敵なサイトを見つけたらオーナーさん声をかけ、サイトづくりの参考にするのも良いでしょう。美しいサイトは快適性の表れでもあり、快適なキャンプは楽しさを倍増させてくれます。キャンプビギナーは道具の性能よりも、まずはサイトのレイアウトを考えて快適性を追求することが肝心です。
