容れ物にひと工夫するのもプロの技! 「本当にあった」に学ぶ、登山のリスクヘッジ【vol.04 行動食編】

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登山に適した食べ物「行動食」とは?

登山活動中、休憩時などに手軽に食べられるものを「行動食」と呼んでいます。のんびりしたピクニックのようなプランでは、お昼に豪華なお弁当を食べたりしますが、しっかり歩く登山の場合は、休憩のたびごとにカロリー補給をするのが基本スタイル。

行動食に適しているのは、炭水化物を含んだもの。パン、おむすび、大福もち、カステラ、チョコレート、おかきなど。もちろん、パワーバーのようなものもGood。

行動食の条件としては、携行しやすいことと、立ったままでも簡単に食べられること、夏場など気温が高いときは、傷みにくいものであることも重要です。

また、現地でゴミが出ないように、あらかじめ無駄な包材を外したり、個包装からジップ付きの袋に入れたりという工夫もしておきたいですね。

柿の種、ナッツ、チョコ菓子など、自分の好きなものを取り合わせ、自分仕様の「トレイルミックス」にするのもお勧めです。甘いものと塩辛いものの両方を取り混ぜておくとあきないし、塩分補給にもなります。

これらを、ミニサイズのプラボトルに詰めて行けば、ふたを開けてそのまま中身を口の中へ。手を汚さず、また手が汚れていても食べられます。

筆者は、焼酎の200mlボトルを転用しているのですが、これがちょうどいいサイズ感。液体を入れられるということは、気密性が高いということ。中身が湿気てしまう心配もありません。バックパックのサイドポケットに入れておけば、すぐに食べることができます。

元気に下山するまでが登山。そのためにも、行動食は理にかなったものを選びましょう。その上で、自分の好みを選ぶのは、もちろん大賛成です。 次回は、行動食とともに大切な、水分補給の基本について解説します。

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