30年以上の長い歴史を持つ三菱自動車主催のキャンプイベント「スターキャンプ」。人気キャンプ場の朝霧高原ふもとっぱらで5月に開催された「スターキャンプ2026 in 朝霧高原」でソトラバ編集部が気になった、キャンプ&カスタマイズが大好きな三菱車ユーザーにクローズアップ。
今回紹介するのは最終型のパジェロロングに乗って家族みんなで千葉県から参加したほのけさん。初代パジェロから始まりジープJ53や70系ランクルなど、今まで乗ったクルマはすべてヨンク。中でも三菱車には愛着があるようで、ショートボディが廃止され、そろそろ国内での販売を終えると噂された2019年にパジェロのロングボディを新車で購入しました。
その後はデリカD:5やアウトランダーPHEV、トライトンと悪路走破性が高い魅力的なラインアップを展開している三菱ですが、ほのけさんは他のモデルには目もくれず、7年も大事に乗り続けています。
NZ純正パーツを効かせたフロント表情への拘り
若い頃は無我夢中でオフロードを走りまくっていたというほのけさん。「この型はオンロードでの走りは快適。オフロードもそこそこ走れるので気に入ってます」と、現在所有するパジェロにかなり愛着を持っている様子。今のところ大きな不具合もなく絶好調。カスタマイズに関してはクルマのスタイリングが崩れるようなパーツの装着は避け、極力シンプルに。荷物の積載による操縦安定性の悪化を考慮して、ルーフラックを付けないのもこだわりです。
オーナーの個性を感じるのはフロントまわり。頑丈なパイプ形状を採用した海外製のランプステーに、IPFの大型ランプを設置してヨンクらしいたくましさを演出。機能性とドレスアップを両立したバグガードとヘッドライトカバーは、ニュージーランド三菱純正品を取り寄せて装着。どちらもメッシュ風デザインを採用しているため、統一感があります。メッキパーツを外し、裏からメッシュを張ってスッキリさせたフロントグリルはお手製で、フロントマスクをシャープに見せています。

ホイールは4×4エンジニアリングの「ブラッドレーV」が好きで、今まで乗ってきたクルマにも履かせていたお気に入りの逸品。しかしこの型のパジェロにベストマッチなサイズがなく、丸みのあるスポークデザインを採用した17インチの「ブラッドレーπ」を選びました。タイヤは力強いトレッドパターンを持つ、ヨコハマ「ジオランダーM/T」を組み込んでいます。本当は16インチにサイズダウンして肉厚タイヤを履かせたいそうですが、この型のパジェロは純正で大きな4potキャリパーを採用しているため、装着が難しいのが悩みのタネ。足まわりはジャオスのキットでさり気なくリフトアップ。
家族と愛犬を支えるラゲッジ活用の知恵
今回のスターキャンプは奥様と2人の子どもたち、そして愛犬(ボルゾイ)と参加したほのけさん。先述の通りルーフラックは付けたくないため、ラゲッジスペースにお手製のテーブルを設置して、ラゲッジを上下2段に分けてより多くの荷物を積めるように工夫しています。
さらに愛犬のケージを乗せるスペースを確保する必要もありましたが、ロングボディだから本来のラゲッジスペースは十分広く問題ないとのこと。愛用のキャンプギアを見てみると、特に存在感を放っていたのが大きなコールマンのクーラーボックス。購入したのは何と30年前だそうですが、保冷性能は変わらないとか。物持ちが良いですね。

ホームセンターで見つけたミリタリーチックなグリーンのツールボックスも愛用しているキャンプギアのひとつ。この中には調理で使う鍋や、カセットコンロ用のボンベなどを収納しています。ちょうど良いサイズ感も購入の決め手となり、車中泊の際にシートをフルフラットにする時の高さ調整用としても役立っているそうです。
なお余談ですが、発売間近と言われている新型パジェロも気になっているというほのけさん。「ラダーフレームを採用して、昔のパジェロらしいオフロード車になるみたいだから、密かに期待しています」(※編集部注:実は当日、時期パジェロを人数限定で先行公開する催しを開催。運良く現物をだれよりも早く見られた一人のがほのけさん)。
7年間ともに走り続けてきたパジェロロング。派手なドレスアップに頼らず、機能美を軸にコツコツ育ててきたカスタムスタイルは、必要なものだけを見極める、ほのけさんならではの哲学そのものです。愛犬や家族との時間を優先したラゲッジの工夫、30年選手のクーラーボックスへの信頼。道具も相棒も、簡単には手放さない。そんな一貫した姿勢が、スターキャンプの会場でもひときわ印象的でした。
次に会う時、ほのけさんの愛車はどんな表情を見せてくれるでしょうか。

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