「近頃、キャンプの食事がマンネリ化して気分が上がらない」「キャンプでちょっとしたイベントを楽しみたい！」そんなキャンパーたちにぜひお試しいただきたいのが「キャンプで居酒屋」です。その名の通り、居酒屋にあるようなメニューをキャンプで楽しもうというものです。
お気に入りの居酒屋メニューを用意して、ちょっとした「お品書き」を作り、みんなからオーダーをもらうシステム。簡単にできるおつまみを用意して、メインを炭火料理にすればキャンプらしさも楽しめます。
ドリンクも居酒屋風にビール、各種日本酒や焼酎を用意。大人数なら、交代でドリンク担当を任命すると盛り上がります（盛り上がり過ぎて周りに迷惑をかけないように注意！）。今回は、簡単にできる炭火料理を数種ご紹介します。大将になった気分で、キャンプで居酒屋を楽しみましょう。
【キャンプで居酒屋レシピ.01】塩にする？ それともタレにする？～焼き鳥（ねぎま・つくね）～
居酒屋といえば「焼き鳥」。家庭ではなかなか作れない炭火の焼き鳥は、炭火なら、遠赤外線のおかげで外はカリッと、中はふわりと仕上がります。しかも燻煙によって、独特の香ばしさも加わります。
キャンプなら炭を自由に使え、しかも煙やニオイも気にならない（ただし、煙の出し過ぎに注意！）。塩とタレを用意して、お客様（？）の好みの味に仕上げましょう。
焼き鳥（ねぎま・つくね）のレシピ（4人分）
【材料】（各4本分）
＜ねぎま＞
〇鶏もも肉 1～2枚
〇ねぎ 2本
〇塩 適宜
〇竹串 4本＜つくね＞
〇鶏挽肉 300g
〇長ネギ（みじん切り） 大さじ1～2程度（お好みで）
〇卵黄 1個
〇片栗粉 大さじ1
〇酒 小さじ1
〇チューブ生姜 約1センチ
〇しょうゆ 小さじ1
〇塩コショウ 少々
〇竹串 4本＜タレ＞
〇しょうゆ 大さじ4
〇みりん 大さじ4
〇砂糖 大さじ2
【作り方】
＜ねぎま＞
1. 炭をおこして、網を温めておく。油をたらしたキッチンペーパーで網全体を拭いておくと焦げ付きが軽減される
2. 長ネギは3センチくらいの長さに切る。鶏肉も一口大に切り、長ネギと交互に竹串に刺す
3. 塩をふって焼く＜つくね＞
1. つくねの材料を粘りが出るまで混ぜ合わせる
2. できたら軽く棒状にまとめ、中心に竹串をのせ、軽く握るようにしてまとめる
3. 焼く。表面に焼き目がつくまでは壊れやすいので注意＜タレ＞
1. 材料を全て小鍋に入れて火にかける
2. とろみが出るまで沸騰させる＜仕上げ＞
1. 好みの塩をつける、またはタレにくぐらせてできあがり
【キャンプで居酒屋レシピ.02】キノコの旨味もたっぷりと！～ツナコーンの椎茸カップ焼き～
肉厚椎茸の内側にツナマヨコーンを詰めた、お酒が進む居酒屋風一品。ふんわり椎茸からジュワ～と滲み出た旨味が、ツナマヨのコクと絶妙にマッチします。全体が油っぽくならないのは炭火ならでは。椎茸がカップになるので、器をさほど汚さなくて済むのも、キャンプではありがたいポイントです。
【材料】（6個分）
〇椎茸 6個（※1）
〇ツナ缶 小2個
〇コーン 大さじ2
〇マヨネーズ 大さじ2程度
〇塩こしょう 適宜
〇しょうゆ 適宜
〇ヨーグルト 少々（※2）
※1：できるだけ肉厚のもの〇ツナ缶 小2個
※2：なくても可
【作り方】
1. 炭をおこす
2. ツナ缶とコーン、マヨネーズを混ぜ合わせる（※3）
3. 椎茸は洗わずに石づきを切る（※4）
4. 椎茸の内側にツナマヨをたっぷりのせる
5. 炭火で焼く
6. 椎茸に火が通って、ジュワッとしてきたら火を止める
7. しょうゆを数滴たらして完成
※3：ヨーグルトを少々入れるとあっさりに。その場合、マヨネーズの量を少し減らす
※4：洗うと余計な水分でしなしなになりがち。汚れがある場合はキッチンペーパーなどで拭き取る
